商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
| 発売年月日 | 2017/05/10 |
| JAN | 9784167908546 |
- 書籍
- 文庫
鬼平犯科帳 決定版(10)
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鬼平犯科帳 決定版(10)
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商品レビュー
3.7
8件のお客様レビュー
「お熊と茂八」が一番面白かった。 妖怪ババアといった様相のお熊と平蔵の絶妙なパワーバランスからくる掛け合いが軽快で心地良い。
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池波正太郎の連作時代小説『決定版 鬼平犯科帳〈10〉』を読みました。 池波正太郎の作品は先日読んだ『新装版 鬼平犯科帳〈9〉』以来ですね。 -----story------------- 相模の彦十の様子がこのごろ何となくおかしい。 むかしとった杵柄というやつかもしれぬ。 いま...
池波正太郎の連作時代小説『決定版 鬼平犯科帳〈10〉』を読みました。 池波正太郎の作品は先日読んだ『新装版 鬼平犯科帳〈9〉』以来ですね。 -----story------------- 相模の彦十の様子がこのごろ何となくおかしい。 むかしとった杵柄というやつかもしれぬ。 いまはお上の御用ではたらく身ながら、人のこころの奥底には、おのれでさえわからぬ魔物が棲んでいるものだ。 鬼の平蔵、自分でさえ、妻を捨てお上の御用を捨て、岡場所の女と駆け落ちをするかも知れぬ、という。 彦十をみはる平蔵、密偵たちの活躍を描く「むかしなじみ」他、「犬神の権三」「蛙の長助」「追跡」「五月雨坊主」「消えた男」「お熊と茂平」の七篇を収録。 ----------------------- 文藝春秋が発行する月刊娯楽小説誌『オール讀物』に1973年(昭和48年)4月号から1973年(昭和48年)10月号に連載された作品7篇を収録して1981年(昭和56年)に刊行された作品……実在の人物である火付盗賊改方長官・長谷川平蔵を主人公とする捕物帳、鬼平犯科帳シリーズの第10作です。 ■犬神の権三 ■蛙の長助 ■追跡 ■五月雨坊主 ■むかしなじみ ■消えた男 ■お熊と茂平 人のこころの奥底には、おのれでさえわからぬ魔物が棲んでいるものだ……このところ様子がおかしい老密偵・相模の彦十から目が離せない「むかしなじみ」ほか、密偵に盗賊、同心たちの過去と現在を縦横に描き、心揺さぶるシリーズ第10巻、、、 「犬神の権三」「蛙の長助」「追跡」「五月雨坊主」「むかしなじみ」「消えた男」「お熊と茂平」の7篇を収録。 テレビドラマでもお馴染みの鬼平犯科帳シリーズ……原作となる小説も面白いです! 本作品の収録作では、 昔捨てた女との間にできた自分の娘と出会い、死の間際に忘れがたみの娘に金を残した蛙の長助の親心に泣けてしまう人情モノの『蛙の長助』、 盗賊を追跡する平蔵、平蔵を追跡する謎の剣客……錯乱した下氏九兵衛に平蔵が翻弄されるものの、幸運な結末を迎えるドタバタ劇の『追跡』、 平蔵の前任・堀帯刀に仕えていた高松繁太郎……仕事熱心だったが故に、同心から盗人に転じることになったが、平蔵に逢ったことで密偵になるも落命するという切ない物語の『消えた男』、 笹やのお熊は婆さんは、図らずも寺男の茂平の臨終に立会ったことでお盗めの一端に巻き込まれるが、58両もの大金にも目が眩むことなく平蔵に事実を知らせ、そこから密偵として活躍することで事件の解決に貢献する……随所にユーモアが溢れ、チャーミングなお熊婆さんの立ち振る舞いが読んでいて気持ちの良い『お熊と茂平』、 が印象的だったかな……連作短篇のカタチを取っており、1篇ずつでも愉しめるのですが、それぞれの短篇が繋がって大長篇としても読める構成なので、順番に読み進めると大河ドラマ的な愉しみがありますね。 平蔵を取巻く登場人物の存在感も幅広く、関係性も濃くなり、それぞれの人間味に深みがでてきて、巻が進むに連れてどんどん面白くなっていきますね……第11作以降も順次、読んでいこうと思います。
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お熊と茂平。テレビで北林谷栄が、まさにはまり役。これをはまり役と言わずして…と言った所。懐かしく思い出した。
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