スキンケアガイドブック

日本創傷・オストミー・失禁管理学会(編者)

• 販売会社／発売会社: 照林社
• 発売年月日: 2017/05/01
• JAN: 9784796524087

商品レビュー

2020/08/22

スキンケアの方法
洗浄、被覆、保湿、水分除去

紫外線：コラーゲン変性、血管壁肥厚、DNA合成阻害、炎症性サイトカイン産生抑制

洗浄：皮膚は弱酸性、石鹸でアルカリ性に傾いたところで速やかにpH回復する。緩衝作用
弱酸性の合成洗剤がある。
泡立てるとミセルを形成することで汚れは落とすが皮脂膜などはそのまま保つことが可能になる。
高齢者やアトピーで石鹸つかうなら十分なすすぎと洗浄後の保湿剤使用が必要

保湿剤：15分以内が浸透の面から有利
皮溝ぬ沿って横方向に塗布するのがポイント
エモリエント効果：水分蒸散を防止
モイスチャライザー効果：水分を与える

サンスクリーン
雲なども容易に通過する
こまめに塗り直す

ドライスキン：角質水分量が減少した状態
保湿能：皮脂膜、セラミド、天然保湿いんし
ドライスキンが続くと真皮に存在するかゆみにかかわる神経が表皮の角質層近くまで伸びてくる
女性は加齢とともに皮脂の分泌が減り、冬季に下肢・踵におこる
清潔：長湯、熱い湯を禁止。岩塩タイプの入浴剤は避ける。洗浄剤が皮膚に残留しないよう、すすぎを十分に行う。拭き取りは軽く押さえる。
保湿：10分以内を目安。入浴時以外であっても一日二回以上をめやすに塗布
フィンガーチップユニット：示指第1関節の長さくらいの量を、ローションでは一円玉大を手のひら2つ分くらいの広さに塗る
湿度40%きらないように
濡れたままでは水分蒸散が増す

ふやけ（浸軟）：角質層における過剰な水分の存在は、角質細胞間脂質の流出、細胞間接着因子の破綻、細胞間隙拡大を招く
洗浄剤はよく泡立てて、皮膚を擦らずに愛護的に洗う

菲薄：表皮細胞層が減少、溝が不明瞭で平坦化！光沢を帯びたように。真皮のコラーゲン減少、皺や静脈が見える
加齢、栄養不足（コラーゲン形成不良、タンパク不足）
機械的刺激を避ける、シャワーの水圧もつよくなりすぎないように。洗浄剤使用の際は泡で汚れを浮かせるように。泡をのせて少し時間置いて十分に洗い流す
クリームタイプがいい

肥厚：機械的刺激で角質の増殖を来たした状態、乾燥や皮下脂肪の低下で外的刺激
乾燥が悪化させるから保湿

湿疹、皮膚炎：色素性痒疹：色素沈着残す。ダイエット（飢餓）で発症する。ステロイド

尋常性痤瘡：皮脂腺活発化と角化異常
分泌される酵素で炎症がつよくなり悪化する
抗菌薬、ビタミンB、保湿薬などスキンケア指導

老人でツベルクリン陰性化するのはTh2優位になるから