アーサー王の世界(Ⅱ) 二本の剣とアーサーの即位

斉藤洋(著者)

• 販売会社／発売会社: 静山社
• 発売年月日: 2017/04/01
• JAN: 9784863893788

商品レビュー

2024/04/26

エクター卿の次男として育てられたアーサーが、石に刺さった剣を引き抜き王になるまでのストーリー。

マーリンがこの本でも活躍しているので、アーサーが
石に刺さった剣を引き抜くシーンも、アーサーを王と認めさせるためにマーリンが仕組んだのではと思ってしまう。

アーサーが王位継承者だとわかった場面では、エクター卿にアーサーの養育を頼んだことはいい選択だったし、アーサーも王になるにあたって信頼できる味方を得られたと感じた。

マーリンが何をどこまで先読みして進めているのかが見えないが、アーサーはマーリンが敷いたレールを着実に進んでいるように見える。これから、マーリンがずっとアーサーを導いていくのか、それともアーサーが大人になるにつれ2人の関係性が変化していくのだろうか。

モルゴースの言動が不気味で、アーサーの子を身篭り、将来的にアーサーの行く手を阻んだりといったような何か良からぬことを企んでいそうで、気になったまま、この巻が終わった。

2020/08/17

アーサー王誕生の巻。聞いたことある名前が出てくるけど、敵なのか味方なのかわからない（笑）あと、山田南平さんの絵で再現される脳内。もちろん知ってる人だけ。

2020/04/04

面白い。
ついにアーサーが石から剣を抜く有名なシーンが登場した。
エクター卿もケイもアーサーを思いやるいい人たちだと思う。実の子ではないのに家族として温かく接していたことがわかる。確かにこの家族を選んだマーリンの選択は良かった。実の両親の元で育っていたら、両親の関係に疑問いっぱいでギスギスした感じになっただろう。
マーリンのアーサーへの立ち振る舞いの教育は理にかなってるな。「ため息について」「短気について」勉強になった。
でもマーリンはイグレーンが嫌いには笑った。

アーサーの衛兵のジョンの先祖、アヴァロン出身て凄いな。ど田舎！と馬鹿にされてたけど、アヴァロンって彼岸というか普通の土地ではなかった気がするが…。
1巻でマーリンが主役だったため、アーサーだけでなくマーリンにも親しめた。