商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | ナカニシヤ出版 |
発売年月日 | 2017/03/01 |
JAN | 9784779511257 |
- 書籍
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哲学しててもいいですか?
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哲学しててもいいですか?
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商品レビュー
4
12件のお客様レビュー
前半は、大学において最近何かと風当たりの強い人文系学部の厳しい現状をレポートするような内容。後半ではそれを踏まえて、今この現代の大学において哲学をするとはどういうことか、どういう意味を持つのか、そしてそれはこれから社会へ羽ばたこうとする学生にとって価値のあることなのかどうか、それ...
前半は、大学において最近何かと風当たりの強い人文系学部の厳しい現状をレポートするような内容。後半ではそれを踏まえて、今この現代の大学において哲学をするとはどういうことか、どういう意味を持つのか、そしてそれはこれから社会へ羽ばたこうとする学生にとって価値のあることなのかどうか、それを「真面目に哲学的に」考察している(そして大いに価値があると結論づけている)。前半は「哲学科准教授の嘆き」とでもタイトルをつけられそうな軽いタッチなのだが、後半は紛うことなく哲学書の様相をみせる。博物学関係の本を読んだ時も思ったのだが、学部生よりも大学の予算を決めるお偉方とその上に立つ政治家に読んでもらって是非大いに予算をつけて欲しいと思う。まぁこの本を読んだくらいでは変わりはしないのかも知れないが(悲)。尺度が一つの世界はその物差しが壊れた時にはもろい。
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高校の校長が勧めていた。 即戦力の知識よりも人生において人間性や思考を深めることができるものを尊いと感じる。 文学部に行きたいけど、反対されてる方、おすすめです。その逆も然り。
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現役の准教授が、哲学の必要性を主観的に訴えている本。 はじめに「自分自身が置かれている状況の内部から、できる限り正直な実感に即しつつ、今現在の大学で何が起こっているのかを報告する」方針で「スケールの小さ」い大学論であると宣言されている。その宣言通り、基本的に筆者の経験と実感をもと...
現役の准教授が、哲学の必要性を主観的に訴えている本。 はじめに「自分自身が置かれている状況の内部から、できる限り正直な実感に即しつつ、今現在の大学で何が起こっているのかを報告する」方針で「スケールの小さ」い大学論であると宣言されている。その宣言通り、基本的に筆者の経験と実感をもとに文系学部の存亡危機が報告され、文系不要論に対する抗弁が述べられている。 ブログの記事みたいな感じでさらっと読めた。 筆者の考え方には基本同意。けどもうちょっと強いエピソード、証拠が欲しい。 というわけで、これとは趣が違う、歴史的な観点から哲学の効用を分析した本を読んでみたい。
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