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魔都
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魔都
¥1,430
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商品レビュー
3.8
18件のお客様レビュー
恩師が久生十蘭の研究をしていたことがきっかけで読む。大好きだった夢野久作と同じ退廃的な時代背景を感じさせる、矛盾だらけの人間臭いミステリ。推理よりも昭和初期の文化や価値観が面白かった。
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体言止めや四字熟語による独特な文章のリズム感がまず印象に残る。読みやすいとは思えないが、講談師の噺を聞いているような気分になってきて、癖になりそう。 文集は濃く、やたらと多い登場人物は残らず胡散臭く、次から次へと事件がおこり、新事実が後出しされ、筆者自らネタバレする。 連載物で読...
体言止めや四字熟語による独特な文章のリズム感がまず印象に残る。読みやすいとは思えないが、講談師の噺を聞いているような気分になってきて、癖になりそう。 文集は濃く、やたらと多い登場人物は残らず胡散臭く、次から次へと事件がおこり、新事実が後出しされ、筆者自らネタバレする。 連載物で読者を飽きさせないような仕掛けいうことなんだろうけど、まるで大音響のお祭りを至近距離で見させられているような感じでした。読み終えてなんだかヘトヘト。 この作品をどう捉えたらよいのか分かりませんが、おかしなエネルギーに満ちあふれた一冊でした。ここは確かに魔都でした。
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昭和初期の東京が舞台。日比谷公園の鶴の噴水が歌を唄うという奇妙なできごとをきっかけに事件が起こる。 登場人物も展開もなんだか色々ごちゃごちゃしてて読みづらく、最初は読み進めるのに苦労した。でもそのごちゃごちゃ加減がカオスな魔都・東京っぽくていいのかもしれない。すごく濃密な30時間...
昭和初期の東京が舞台。日比谷公園の鶴の噴水が歌を唄うという奇妙なできごとをきっかけに事件が起こる。 登場人物も展開もなんだか色々ごちゃごちゃしてて読みづらく、最初は読み進めるのに苦労した。でもそのごちゃごちゃ加減がカオスな魔都・東京っぽくていいのかもしれない。すごく濃密な30時間だった。
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