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現金の呪い 紙幣をいつ廃止するか?

ケネス・S.ロゴフ(著者), 村井章子(訳者)

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¥3,080

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 日経BP社
発売年月日 2017/04/01
JAN 9784822255077

現金の呪い

¥3,080

商品レビュー

3.7

9件のお客様レビュー

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2023/04/28

表紙を見て面白そう、というだけで購入しましたが、正直本の意図を読み間違えて購入していました。タイトルが「現金の呪い」ということで、てっきりロゴフ氏が電子通貨、ビットコイン系統の話をするのかと思いましたが(それはそれで非常に興味深いのですが)、そうではなく、副題にもあるように「紙幣...

表紙を見て面白そう、というだけで購入しましたが、正直本の意図を読み間違えて購入していました。タイトルが「現金の呪い」ということで、てっきりロゴフ氏が電子通貨、ビットコイン系統の話をするのかと思いましたが(それはそれで非常に興味深いのですが)、そうではなく、副題にもあるように「紙幣をいつ廃止するか?」がむしろ重要な主題です。高額紙幣の多くがその匿名性をもとに地下経済や犯罪に使われていること、よって高額紙幣をなくすことで、かなりの地下経済、犯罪抑制効果があり、納税額も増えるので、紙幣発行から得られるシニョレッジを補って余るだろうということが書かれています。さらに論を進めて、高額紙幣をなくすことで、中央銀行がマイナス金利を導入しやすくなる利点についても記載されています。つまり高額紙幣がたくさん流通しているのに大きなマイナス金利を導入しようものなら、預金を引き出して高額紙幣で貯蔵するという方法をとられる可能性が高いので、マイナス金利の効果が発揮できなくなるというわけです。ロゴフ氏はマイナス金利が万能だとは言っていませんが、中央銀行ができることを拡大し不況からの脱出を短期間で達成できるだという理由から非常に前向きなトーンで語られています。私は金融は素人なので、彼の意見が正しいかどうかはまったくわかりませんが、世間にはこういう議論があるのか、という意味ではとても勉強になりました。ただ素人にはなかなか難解な本だとは思います。

Posted by ブクログ

2023/01/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

かなり分厚い本だが、とても興味深いテーマを掘り下げているので、難なく読めた。 収入が全て丸裸のサラリーマンにとっては、レスキャッシュで収税額が増えるのは喜ばしいこと。 地下経済は麻薬を取り扱うギャング、ヤクザだけの話ではなく、、、宗教団体、政治家だって使っていると思われ、、、 賄賂がなくなれば、それに伴って無駄に嵩ましされて消費される土木工事などの支出が減り、財政がスリム化できる。。良いことづくめだ!

Posted by ブクログ

2022/01/30

大部の訳本だがまずまず読みやすい。高額紙幣の廃止により地下経済を無くすことをメリットに挙げているが、その地下経済の規模が想像以上になると推計されているのが興味深かった。

Posted by ブクログ

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