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眠る狼 ハヤカワ文庫NV
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眠る狼 ハヤカワ文庫NV

グレン・エリック・ハミルトン(著者), 山中朝晶(訳者)

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眠る狼 ハヤカワ文庫NV

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 2017/04/07
JAN 9784150414108

眠る狼

¥1,254

商品レビュー

3.6

15件のお客様レビュー

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2026/02/08
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※このレビューにはネタバレを含みます

久々の海外ミステリ。というかハードボイルドなのかなエンタメ要素があふれている。明晰な頭脳を持った理想的な主人公が、襲ってくる危機を乗り越えながら謎を解く。 デビュー作でミステリ三冠を制したというけれど。ハードボイルドで始まり少しずつソフトなストーリーに流れていく。こういう所が固いばかりの謎解きや銃の打ち合いとは違った雰囲気を持っている、読まれる期待の新人ということで、ストーリー運びも面白くて旨い。 父は顔も見ないうちに家を出、母親も幼いバン・ショウを置いて出て行った。幼い頃は里子に出されたというような生い立ちだったが、幸い祖父に引き取られる。祖父(ドノバン=ドノ)は裏の稼業が実は泥棒でこれが個性的で面白い。バンは祖父から家業の厳しい訓練を受ける。頭脳明晰、運動神経も抜群、分析力判断力も人並み優れた才能を持ち合わせている上に、スリルを求める年頃で、祖父の期待通り次々に危ない仕事もこなしながら成長する。 18歳の時、頑固な祖父と言い争い荷物をまとめて陸軍に入ってしまった。 ここでも水が合いレンジャー部隊に配属されアフガンなど中東戦線で活躍、今では軍曹になっている。 ところが捨ててきたはずの祖父から珍しく手紙が来る。様子がおかしい、らしくない弱気がほの見え、負傷して療養中でもあり10日間の休暇をとって帰省してみると、祖父が撃たれて瀕死の状態で倒れていた。 祖父は法の裏をくぐった成功者だった。だが最後に危ない橋を渡り損ねたのだろうか。顔なじみだった昔の祖父の仲間にあってみると、仕事からは手を引いていたらしいという。すでにバーの経営も若いものに任せていた。後継者のことも遺言の用意もできていたらしい。 が、ダイアモンド強奪事件が起きていた。総額500万ドル。仲間は祖父は関係していないという、仲間にも何の連絡もなかった。 だが家には盗聴器、隠し部屋にあったはずの現金も消えている。会っていなかった10年、祖父に何があったのだろう。バンはこの事件に巻き込まれていく。 登場人物が少なく、名前も憶えやすい。だからとても読みやすい。 メインストーリーに祖父と孫の過去の話が入る。9歳、10歳、14歳、そして祖父と決別した18歳の夜。祖父の無骨な教育方針が、子供の頃には憧れであり成長するにしたがってそれが重荷になり反発もする、二人の下手な交わりを挿入することで情感も漂い読みやすくなっている。 やはり祖父には何かある。 バン・ショウが限りある休暇を使い、深入りしていくに連れて派手なアクションシーンもあり、携帯電話を使ったハイテク技術も、舞台になったシアトルの地理を生かした海や島の情景も緊張感があって面白かった。 まさに 固ゆでから半熟に至る人情がらみの演出も、これがデビュー作なのかと思いながら、★5を付けた。

Posted by ブクログ

2024/05/10
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アメリアカ陸軍レンジャ-部隊の軍曹(バン・ショウ)は『家に帰って来て欲しい、出来ることなら ― ドノ』という手紙を受け取り、窃盗や偽造の方法を教えられて育てられた、プロの泥棒の祖父(ドノバン)の家のあるシアトルに、急ぎ帰郷した。 何故、会いたがっているのか? 胸騒ぎ覚えながら家の扉を開けると、銃で頭を撃たれ、瀕死の重傷を負った祖父の姿を目撃する!・・・ミステリ賞三冠を制したという本作・・・出だしの好調は続かず、哀愁色に染めあがる結末まで、まどろっこしさに振り回された翻訳小説でありました。

Posted by ブクログ

2019/03/11
  • ネタバレ

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「帰ってきてほしい」10年前に故郷を離れ海外で軍務に就いていた主人公バンのもとに、ずっと音沙汰の無かった祖父からの手紙が届く。プロの泥棒である祖父の弱気な手紙に胸が騒いだバンは急いで帰郷した。だが、到着した彼を待っていたのは頭に銃撃を受けた祖父の姿だった...。人事不省の祖父を前に事件の真相を追う決心をしたバンは祖父の仕事仲間に協力を仰ぐ。 事件を追う現在のバンと過去の祖父との出会いと別れが交互に語られクライマックスへと向かう とにかく祖父の頑固さとプロとしての矜持、そして滲み出る優しさがたまらない傑作です。 祖父の仕事仲間の爺さん連中のキャラクターも濃厚で最高なんです(※泥棒です)

Posted by ブクログ