アンガーマネジメント叱り方の教科書

安藤俊介(著者)

• 販売会社／発売会社: 総合科学出版
• 発売年月日: 2017/03/01
• JAN: 9784881818589

商品レビュー

2025/01/19

CHAPTER1　叱れない人が増えている
・「叱る」は練習で上達する技術
・叱ると怒るは一緒
　相手へのリクエスト、気持ちを伝える手段
・叱る覚悟を決める
　叱れない上司はリーダーとしての役割を全うできない

CHAPTER2　怒りという感情を理解する
・コアビリーフ＝自分の「～すべき」＝理想
　現実とのギャップで怒る

CHAPTER3　叱って嫌われる人、叱って好かれる人
・信頼関係が必須
　叱る側の人間性も必要
・素直に叱る（打算的ではない）
・ルールを明確に叱る（公平に叱る）
・人のために叱る（嫌われても相手のためになるなら。）

CHAPTER4　無駄に叱らない自分になる
・叱るべきかの判断基準　今叱らなかったら後悔するか
・コミュニケーション量と親近感は比例する
　公私の垣根を超えたところに、叱る側に参考になるヒントがある
・叱った後の未来を心配しない。現在に集中する＝マインドフルネス
・変えられないものは受け入れる
　「過去と他人は変えられない」
　→「過去の解釈と他人の行動は変えられる」

CHAPTER5　叱り方の教科書
・叱るときに使ってはいけないNGワード
　過去をさかのぼる言葉：前から言おうと・・・、何度も言ってるけど・・
　　→その時その場所で起きたことだけ
　責める言葉：なんでできない？なぜやらない？
　　→どうしたらできる？
　強い表現：いつも、必ず、絶対、毎回
　　→シンプルで正確な表現
　程度言葉：しっかり、ちゃんと、きちんと、普通
　　→具体的な表現にかえる
・うまい叱り方の人のまねをする
・叱り方を変える

CHAPTER6　部下の怒りタイプ別　叱り方アドバイス
・公明正大 正義感が強く信念を曲げない
　→考えをまず認める。指導後に期待をかける
・博学多才　論理的で合理的な完璧主義
　→決断力のある力強いリーダーとして、合理的な判断を伝える
・威風堂々　華やかな存在案のある社交上手、ビッグマウス
　→考えがわかりやすいので一歩先回りして対応。期待をかける
・外柔内剛 穏やかな雰囲気に隠れた頑固な職人気質
　→相談モードでアプローチ
・用心堅固 慎重派
　→安心できる環境でじっくり話す
・天真爛漫　才能と愛嬌と行動力で人の心をつかむカリスマ
　→他のメンバーなどに知られないような場所、時間を選ぶ

2022/04/06

叱ることは技術、練習次第で上手くなる。アンガーマネジメントで自分の怒りを抑えつつ、叱る軸をしっかりとつくり、その軸で判断して叱ることが重要だと学んだ。

2021/03/09

『叱る側は愛情を持って、相手のことを思ってという気持ちがいくらあったとしても、上手に叱ることができなければ、叱られる側は責められた、否定されたという印象だけが大きく残ってしまいます』
『叱るというのは相手に対して、今どうして欲しい、次からどうして欲しいかを伝えるリクエストが本当の目的』
『怒りの感情に対する誤解を解き、上手に怒りを表現する方法を身につけようというのがアンガーマネジメント…｢怒らなくていいことを怒らないようにする｣｢怒るべきことは怒る｣ことがアンガーマネジメント』

ー怒り方のNGな態度ー
①機嫌で怒る
②人格を否定する
③人前で叱る
④感情をぶつける

ー叱るときに使ってはいけないNGワードー
①過去を遡る言葉
②責める言葉
③強い表現
④程度言葉