商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 小学館 |
発売年月日 | 2017/04/10 |
JAN | 9784091670786 |
- コミック
- 小学館
海街diary(8)
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海街diary(8)
¥748
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商品レビュー
4.1
39件のお客様レビュー
一歩間違うと全員不幸な話
登場人物のおかれる状況が一歩間違えば辛く暗く悲しいドロドロとした話になる。 そこを寸止めして、そこそこいい人で描かれている。 作者の昔の作品はそんなに好きではなかったので買うのを悩んだが 読んで面白かった。昔に比べてさわやかになっている。絵も話も。 明るくてしっかり者のす...
登場人物のおかれる状況が一歩間違えば辛く暗く悲しいドロドロとした話になる。 そこを寸止めして、そこそこいい人で描かれている。 作者の昔の作品はそんなに好きではなかったので買うのを悩んだが 読んで面白かった。昔に比べてさわやかになっている。絵も話も。 明るくてしっかり者のすずちゃんが可愛い。 全巻通して表紙の絵が気に入っています。
雨あられ
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
・乙女の祈り そういうことかぁ〜〜 これ、店長がヒマラヤで死んじゃったら千佳がシングルとして子どもを育てていかなきゃならなくなるぞ。まさかそのパターンではないよな? やめてくれ〜 ・恋と巡礼 うわぁーーー神回だ〜〜〜 ボロ泣きですよこれは 幸と佳乃、上の姉ふたりの関係がほんとうに好き。やっぱりこの2人ってめちゃくちゃ似てるんだよな。彼氏と破局するタイミングも、新しい彼氏ができるタイミングもだいたい同じだったし。いざという時のふたりのツーカーのコンビネーションが本当に頼りになる。 幸(と佳乃)が千佳を叱るときに、「すずに重荷を背負わせて傷つけた」ことを決め手として使ったのがすごい。この作品が四姉妹モノである意味がここでようやく分かった気がした。 浜田店長を心配して妊娠を伝えないことが、彼の登山家としての誇りを傷つけることにもなること。至極真っ当な意見。何より、千佳を愛している、千佳の恋人としての彼を信じてあげられていない、ということでもある。まぁ実際、妊娠したら平静でいられないだろうからあんまり責められはしないが。そこまで含めて実に生々しく良くできた話だと思う。 すずと千佳の関係もいい。歳が近い千佳がいたおかげですずは鎌倉での「女子寮」生活にすぐ慣れることができた。これまであまりメインの視点人物にならなかった千佳は、「死」と同様に、あまり焦点は当たらないかもしれないが、日常的につねにそこに居続ける、居なくてはならない存在なのだろう。この漫画の基盤には千佳の存在がいるのかもしれない。 千佳、店長と結婚してあの家を出ていっちゃうのかなぁ。そういうのも含めてお姉ちゃん達は「特上」の寿司3つを頼んだんだろうなぁ……と思うとほんと泣ける。 ・姉との旅 すずが進学を決めた掛川の高校へ幸と入学説明会に行く。 鎌倉から掛川かぁ 新幹線から天竜浜名湖線に乗り換えて2時間半くらい? 「茶畑駅」のモデルどこなんだろう 一面に広がる茶畑を「海みたい」とすずが言ってくれて嬉しいよ…… 女子サッカー部の友達も出来そうで、高校生編も読みたいな〜と思った。ないのかな 幸が何度も、つらかったらいつでも帰ってきなさい、とすずに声を掛けるのが……泣 それを聴いたすずが「きっと大丈夫」と言って、姉を追い越して走り出すのがまた……泣 一方、妊娠中の千佳が佳乃に付き添ってもらって神社巡りの続きをやるのも「姉との旅」だ。おちゃらけコンビのふたりも、それぞれに随分と変わったなぁと感慨深くなる。 千佳もすずも居なくなったら幸と佳乃だけになっちゃう!? どうなるんや……あの家を取り壊して終幕パターン? それはテーマ的にもすずの帰る居場所を残しておくためにもないか。 オチの付け方おもろい 取っといたかまぼこ板を有効活用できて自慢げな幸姉かわいい ・満月と言霊 そういや三姉妹のお母さんってまだ生きてたな。すっかり忘れてた 娘が結婚妊娠したと聞いてテキトーなお祝い品だけ送りつける母。そういう人もいる。この漫画は基本的にすず達に「縁」があった人たちの群像劇なので、母はほぼ出番がないのだろう。まさしく人生だ。 三姉妹の末っ子である千佳は、そんな母にも良い幻想を抱いており、だからこそ、娘である自分が愛されていないのではないか、という不安が襲いかかる。それを新しく出来た妹・すずの手弁当が救う。 すずと風太がチャリで巡る海沿いの街道の風景が素晴らしい。ふたりの、互いに少しずつ好意を隠さずに伝えようとしている雰囲気がたまらない。 いっぽう幸姉は彼氏・井上と、月夜のせいにして初夜を迎える。こういうときにも幸は佳乃に「今夜は帰れない」メールをサラッと送るんだな。マジでいい関係 めちゃくちゃ異性愛主義・出生主義な物語である一方で、今回のように、「家族の絆」を素朴に礼賛せずに、それに縛られて苦しむ人々もいることをも描く。 ヘテロカップルとなる「恋人」って、はじめはその人の家族でもなんでもない訳で、しかし結婚して「家族」になって子供を作ると、そうして疎んでいたはずの家族主義に自らが取り込まれていく。バランスというか、良くも悪くもというか、「縁」というか……とにかくそういう佇まいのある作品だ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
頑張って 頑張って ダメだった場合にも 帰る場所がある ここに 帰ってきていいんだと思える 居場所があるからこそ 新しい場所で 新しいことを始めることができる それが何なのかは 少しだけ想像できてはいるのだけど まだわからないのだけど だからこそ 始められる
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