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開高健 生きた、書いた、ぶつかった!
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開高健 生きた、書いた、ぶつかった!

小玉武(著者)

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開高健 生きた、書いた、ぶつかった!

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2017/03/01
JAN 9784480818447

開高健

¥2,750

商品レビュー

3

2件のお客様レビュー

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2020/03/09

サントリー宣伝部の後輩に当たるジャーナリストによる開高健の伝記。大阪時代の原点、妻・牧羊子との出会い、サントリー入社後大阪から東京へ来た頃、芥川賞受賞時、ベトナムに赴いた頃等、時系列で章立てて書き記したもの。

Posted by ブクログ

2017/05/17

開高健はぼくと同じ大阪市立大学の卒業生で、そのせいかぼくも昔から親しみを持っていた。(ただし、作品は読んでいない)その開高健を後輩としてサントリー宣伝部にいて見ていた小玉さんが書いたのが本書。ぼくは小玉さんという人を知らなかったが、もう80にも届く人だが記憶力は抜群で、文章はとて...

開高健はぼくと同じ大阪市立大学の卒業生で、そのせいかぼくも昔から親しみを持っていた。(ただし、作品は読んでいない)その開高健を後輩としてサントリー宣伝部にいて見ていた小玉さんが書いたのが本書。ぼくは小玉さんという人を知らなかったが、もう80にも届く人だが記憶力は抜群で、文章はとても明晰だ。ぼくにとって開高健はあの小太りのにっこりした顔が印象的で、本書を読むまで鬱に悩んでいたとは知らなかった。しかも、それは娘の道子さんにも遺伝?し、道子さんは脳腫瘍を患っただけでなく、41歳で鉄道自殺?をしているのである。開高健亡き後とはいえ痛ましい。開高健がサントリー宣伝部に入り、佐治敬三に認められたのは有名だが、そういうきっかけをつくったのは妻の牧洋子である。牧洋子は悪妻などと評判を立てられているが、本書ではそれほど多くは語られていない。どちらにせよ、当時としては飛び抜けた個性をもった女性であったようだ。二人の「和姦」の過程も面白い。開高健は大阪人だから、思ったことをずばずば言う。そういう健を包み込んだ佐治敬三もたいした人物である。本書では、健の初期作品である「裸の王様」「三文オペラ」「アパッチ族」などが書かれたきっかけが、ちょっとしたヒントであることが述べられている。こうしたちょっとしたヒントに反応できるかどうかはやはり作家の資質にかかっている。それにしても、健は谷澤永一、大江健三郎をはじめ多くの友人、仲間に恵まれた。そうした彼を理解する友人たちがいなかったら、健という人物は大成しなかったことだろう。本書はそうした健をとりまくその時代についても詳しく書かれている。ぼくは健の小説をなにも読んでいないが、『ベトナム戦記』は一番気になって少し読んで見た。とりわけ、アメリカ軍についてベトコン討伐に行くところが、逆にベトコンに襲われ、70名いた兵士が20名以下になってしまったのにかれとカメラマンは生き残った。部外者がベトナムくんだりまで行って、と吉本隆明などは批判したが、健の好奇心と行動力はなかなかまねができまい。そして、その環境にあっても生き残ったのは、健がどこまでも運の強い人間であったことを物語る。

Posted by ブクログ