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列島を翔ける平安武士 九州・京都・東国 歴史文化ライブラリー446
1,870円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 吉川弘文館 |
発売年月日 | 2017/03/01 |
JAN | 9784642058469 |
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列島を翔ける平安武士
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列島を翔ける平安武士
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商品レビュー
3.7
3件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
平安時代の武士に関する本。 平安から鎌倉にかけて、公家から武家に政治の主役は移ったものの、その過程や以後も、武士の固定的なイメージ、すなわち”一所懸命”のような、土地に固定化された人たちではなく、遠距離での交流があったり、単に源氏vs平氏で、平氏が絶滅したということではなかったりなど、歴史研究が進んでいるなぁ~ということが再確認できました。 もっとも考想(1998年)から脱稿(2013年)までかなり時間がかかっているとのことですし、また発行も2017年なので、今ではもっと研究が進んでいることでしょう。 完全な解明は絶対的にできないものが歴史ですが、常識が覆る面白さがありますね。
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鎌倉幕府成立期までの武士達がいかに京都を中心とした広域活動を行っていたかを著した内容。九州における事例の紹介が今まで知識があまり無かったこともあって興味深かった。
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学校で教わった「御恩と奉公」が鎌倉武士のイメージ 具体的な御恩とは土地を与えて(認めて)もらったと 単純に思っていたが、具体的に何かかを知り得たのが 本書である(理解は低いので再読は必須w) 鎌倉体制は、現代で言えば「特区」のようなものかと 思う、だんだん体制を整備する中で権益も増えたと 平安時代は、近代で言えば「占領軍無しの敗戦日本」 であり、一応政府に従うが、火事場泥棒ならぬ戦後の 無法地帯で、うまい事やる筋目の良い暴力集団である 最初に驚いたのは立派な貴族と思っていた藤原保昌が ソコソコ乱暴な利権追及者に思えたこと、軍事貴族も 普通にいたし、成果を上げた血筋は周囲も認め、次の 活躍の場が与えられる(承平・天慶の乱、刀伊の入寇 、平忠常の乱、前九年の役、源義親の乱、保元の乱) 地方に読み書きも出来ず、武芸を磨き、争いだけを行 うのが武士ではなく、都で朝廷とのつながりを大事に して地方で在庁官人としてうま味にありつく 軍事的にも家政機能的にも有能で有る事を見せつけ、 地方と京を行き来して、主に安定した収益をもたらす (鎌倉中盤は坂東武士が現地で地頭を行うことができ たのも、これらの仕組みが前提にある社会だから) この数年で歴史興味が湧き、現在は中世の社会とかが 面白く感じているが、そもそも鎌倉武士が何故誕生し たのか、平安時代と何が違うのか、武士という新たな 権力側の社会が生まれるには、何がキッカケとなり、 積み重なってできたのかが、じわりと見えてきた
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