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国のない男 中公文庫
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国のない男 中公文庫

カート・ヴォネガット(著者), 金原瑞人(訳者)

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国のない男 中公文庫

792

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社
発売年月日 2017/03/01
JAN 9784122063747

国のない男

¥792

商品レビュー

3.9

12件のお客様レビュー

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2026/02/16

ヴォネガットの遺作。彼の本を全然読んだことないので、裏口から入ってきたような気まずさがある。 私が好きだった哲学者の遺作が大変残念な出来だったこともあり、この本もそうなのかと思ったがそんなことはなかった。 老年にありがちな厭世的な響きの中に、現代のアメリカ政治を批判するような...

ヴォネガットの遺作。彼の本を全然読んだことないので、裏口から入ってきたような気まずさがある。 私が好きだった哲学者の遺作が大変残念な出来だったこともあり、この本もそうなのかと思ったがそんなことはなかった。 老年にありがちな厭世的な響きの中に、現代のアメリカ政治を批判するような文言が幾つもある。 「アメリカが人間的で理性的になる可能性は全くない。権力が、われわれを腐敗させているからだ」 ユーモアが通底しているのも読んでて心地よかった。死ぬまでユーモアはわすれたくないものである。

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2025/09/15

著書にタイタンの妖女があり運命を感じた。どっかで聞いた名前だと思ってこの本を手にとったんだろな!でも凄い なんか、アメリカが嫌いで社会主義万歳みたいな話だった。進歩に関しても嫌いで、ネットに頼らず自分の足を運ぶ事に意味があると考えている。 俺は逆で合理的にと考えるから家を出ようと...

著書にタイタンの妖女があり運命を感じた。どっかで聞いた名前だと思ってこの本を手にとったんだろな!でも凄い なんか、アメリカが嫌いで社会主義万歳みたいな話だった。進歩に関しても嫌いで、ネットに頼らず自分の足を運ぶ事に意味があると考えている。 俺は逆で合理的にと考えるから家を出ようともしない。家を出ると色んな人と接することができるって言ってる。確かにそうだと思う。 やっぱ本を読むとその人の考え方によるメリットが浮き彫りになり自分も実践してみようと思う。

Posted by ブクログ

2025/06/20

本著はヴォネガット晩年のエッセイ集である。 「我々は不実で、信頼できず、嘘つきで、貪欲な動物なのだ!」とヴォネガットらしい苦いユーモアと言葉には、人間という生き物は理性ある獰猛な獣とも窺い知ることができる。それは正しいとか正しくないとかの話ではなく、生物である人間として、知性や理...

本著はヴォネガット晩年のエッセイ集である。 「我々は不実で、信頼できず、嘘つきで、貪欲な動物なのだ!」とヴォネガットらしい苦いユーモアと言葉には、人間という生き物は理性ある獰猛な獣とも窺い知ることができる。それは正しいとか正しくないとかの話ではなく、生物である人間として、知性や理性と自分との関係の自己理解を深め、そして、本著で主張している「親切」にすることに尽きるのではなかと、ヴォネガットは主張している。晩年の言葉だ。著者はこれまでアメリカで活動し、発信してきた。人間の愚かな部分も醜い部分も汚い部分も多く見て知り体験してきたいのであろう。だが、ヴォネガットは人間にはそういう負の面もあるが、同時に「親切」さによってこの混沌とした絶望的な世界を変えることができると繰り返し主張している。 私も同感だ。日本では「思いやり」も含まれるだろう。手が届く範囲の親切さは人の心に大きな良い影響を及ぼすだろう。完全な善の人間などはいない。完全な負の人間もいない。だからこそ、人間らしく絶望的な世界をそうでない世界へと個々の親切さが変えると言っても過言ではないだろう。 私はヴォネガットの言葉で好きな言葉がある「愛は負けても、親切は勝つ」だ。 親切という環境と土台があり、愛が育まれるのだろう。ヴォネガット亡き今も長く説かれる良書といえよう。

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