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「勝ち組」異聞 ブラジル日系移民の戦後70年
1,980円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 無明舎出版 |
発売年月日 | 2017/03/01 |
JAN | 9784895446242 |
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「勝ち組」異聞
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「勝ち組」異聞
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著者はブラジル・サンパウロのニッケイ新聞記者(当時)。同社は1947年1月創刊の『パウリスタ新聞』と1949年1月創刊の『日伯毎日新聞』とが合併・改名して誕生したメディア。新型コロナ禍で広告収入が激減、2021年12月18日付けで廃刊となったが、サンパウロで設立されたNPOが記...
著者はブラジル・サンパウロのニッケイ新聞記者(当時)。同社は1947年1月創刊の『パウリスタ新聞』と1949年1月創刊の『日伯毎日新聞』とが合併・改名して誕生したメディア。新型コロナ禍で広告収入が激減、2021年12月18日付けで廃刊となったが、サンパウロで設立されたNPOが記者と購読者を引き継ぐかたちで、2022年1月に『ブラジル日報』を創刊した。 著者によれば、『パウリスタ新聞』は日本敗戦直後の「負け組」=認識派の立場で創刊された。その後身である『ニッケイ新聞』に籍を置いた著者が、当時の関係者やその家族への地道な取材と、研究書やブラジルの公文書の広範な調査にもとづいて、日伯移民史全体の中で「勝ち負け闘争」を捉え返そうとした重要な仕事と言える。現在入手できる移民史の記述は、ブラジルの軍事政権時代に書かれていたり、「負け組=認識派」によるバイアスや自主規制が入っていたりするという指摘は重要。また、2010年代に入り、当時のジルマ(ジウマ)大統領肝煎りの「真相究明委員会」で、日本人移民に対する差別や迫害が取り上げられたという記述も勉強になった。
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ブラジルの日本人移民と日系人社会のメンタリティの理解の一助となる本。想像上の共同体、移民の想いに応えてくれない祖国、戦時中のブラジル政府による迫害、狂信者として葬り去られて来た歴史。 最近、ブラジルの日系人社会と関わる機会があった際に感じた違和感の正体がなんとなく理解できた気がす...
ブラジルの日本人移民と日系人社会のメンタリティの理解の一助となる本。想像上の共同体、移民の想いに応えてくれない祖国、戦時中のブラジル政府による迫害、狂信者として葬り去られて来た歴史。 最近、ブラジルの日系人社会と関わる機会があった際に感じた違和感の正体がなんとなく理解できた気がする。
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