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神田神保町書肆街考 世界遺産的“本の街
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神田神保町書肆街考 世界遺産的“本の街"の誕生から現在まで

鹿島茂(著者)

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神田神保町書肆街考 世界遺産的“本の街

4,620

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2017/02/01
JAN 9784480815323

神田神保町書肆街考

¥4,620

商品レビュー

4.5

4件のお客様レビュー

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2024/04/11

神保町という街を追っていくだけで、日本の150年間の激動の時代が見えてくる。数々の紙一重を経て、今の姿がある。歴史って面白いと改めて思った。 古書の街になった歴史を説明するために、内容の半分以上を土地事情や大学の勃興、留学生事情等等に費やしているので興味が持てないとなかなかキツイ...

神保町という街を追っていくだけで、日本の150年間の激動の時代が見えてくる。数々の紙一重を経て、今の姿がある。歴史って面白いと改めて思った。 古書の街になった歴史を説明するために、内容の半分以上を土地事情や大学の勃興、留学生事情等等に費やしているので興味が持てないとなかなかキツイ。目次から興味のある分野から読み始め、気になったら前後を確認するという読み方でも十分と思う。戦前戦中戦後の変遷にはドラマが溢れており感動的だった。 これを読んでから現在の神保町を歩くと、また違う感慨を覚えそうだ。

Posted by ブクログ

2020/02/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

子供が高校の社会でファミリーヒストリー作成を課題で出された。テーマは祖父が神保町で営んでいた書店について。千代田区図書館でこの本を紹介され、資料として購入。 世界に名だたる書店街、神保町の100年誌。 幕末から現代まで、古書店、大学、出版社、書店、盛り場、震災や戦争、あらゆるエピソードが語られ、内容が濃すぎて読み進めるのが大変だった。 路面電車が走り、夜な夜な古本屋台が並び、学生たちが群れ集い、中国人留学生が革命の勉強会を開き、華族のお屋敷から引き取った珍品古書籍に息を飲み、植草甚一が出前を食べながら映画館の支配人をやっている町。映画館や歓工場、カフェや名曲喫茶に中華街。楽しすぎる。 日本の主要な大学、出版社、書店の来歴がほとんど網羅できる。 また永井龍男や魯迅、植草甚一や伝説の古書店オーナー、反町茂雄などの見た神保町を語る引用が味わい深い。 こんなに多士済々の街に暮らしていた祖父が羨ましくなった。 雑誌連載をまとめた本なので、読み物としては大変楽しい。100年を1冊で概観できる。しかし各種資料を集めてまとめたのが本書なので、本格的に調査研究するには、本書に引用されている反町茂雄氏の著作や古書店史を当るべきかと思う。  

Posted by ブクログ

2020/02/13

社会学的な視点から様々な方向で『神保町』を掘り下げていて、ああこの街の奥深さ・複雑さはここから来ているのかと納得できる本でした。

Posted by ブクログ

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