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竹山道雄セレクション(Ⅳ) 主役としての近代
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竹山道雄セレクション(Ⅳ) 主役としての近代

竹山道雄(著者), 平川祐弘(編者)

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竹山道雄セレクション(Ⅳ) 主役としての近代

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 藤原書店
発売年月日 2017/02/01
JAN 9784865781137

竹山道雄セレクション(Ⅳ)

¥6,380

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2018/09/09

少女は二つの白い卵でお手玉をしていた。家の外にはシチューと毛皮にされたウサギが吊るされていた。多分竹山がドイツで仮寓(かぐう)していたお宅でのワンシーンであろう。「こんなこと」とはその切り取られた場面を指している。じわじわと読む愉しみが胸に広がる。感興がさざなみとなって押しては返...

少女は二つの白い卵でお手玉をしていた。家の外にはシチューと毛皮にされたウサギが吊るされていた。多分竹山がドイツで仮寓(かぐう)していたお宅でのワンシーンであろう。「こんなこと」とはその切り取られた場面を指している。じわじわと読む愉しみが胸に広がる。感興がさざなみとなって押しては返す。奇を衒(てら)った修飾は一つもなく、文体を凝らした形跡もない。にもかかわらず何とも言えぬ優しさと温和に溢れている。同じ通奏低音で「思い出」「あしおと」「磯」と続く。文章の調子からすると女性誌『新女苑』(しんじょえん)に連載したものかもしれない。 https://sessendo.blogspot.com/2018/09/iv.html

Posted by ブクログ

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