商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2017/02/28 |
JAN | 9784163905259 |
- 書籍
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芝公園六角堂跡
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芝公園六角堂跡
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商品レビュー
3.3
9件のお客様レビュー
別に好きじゃ無いのに何故か気になって定期的に読む西村賢太さん。 これを読んで藤澤清造さんの著作を読みました。 並んでいる二人のお墓に参りたい。
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尾道の図書館で読む。 没後弟子を自称する藤澤清造がらみの小説、と呼んでいいのだろうか。私小説を読むのはこの作家のものが初めてなので、私小説を読む作法がわからない。青年期や同棲生活を題材とする作品は時間が経っていることもあり、小説として自然に読めるが、本書に収録されている作品は単な...
尾道の図書館で読む。 没後弟子を自称する藤澤清造がらみの小説、と呼んでいいのだろうか。私小説を読むのはこの作家のものが初めてなので、私小説を読む作法がわからない。青年期や同棲生活を題材とする作品は時間が経っていることもあり、小説として自然に読めるが、本書に収録されている作品は単なる近況報告としか読めない。 藤澤清造への熱い想いは、現代日本語に直すと「推し」ってことでいいのだろうか。
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私のブログ http://blog.livedoor.jp/funky_intelligence/archives/1995082.html から転載しています。 西村賢太作品の時系列はこちらをご覧ください。 http://blog.livedoor.jp/funky_inte...
私のブログ http://blog.livedoor.jp/funky_intelligence/archives/1995082.html から転載しています。 西村賢太作品の時系列はこちらをご覧ください。 http://blog.livedoor.jp/funky_intelligence/archives/1998219.html 本作品も貫多を主人公とした私小説三編で構成されているが、西村賢太が敬愛する大正期の私小説家:藤澤清造への想いを淡々と綴ったものであり、面白さは全くない。まさに西村賢太が自分の為に書いたもの。以前読了した「一私小説書きの日乗」で書かれた通りの作品。西村賢太が出した藤澤清造作品を読めばまた感想も変わって来るかも知れないが、かの著者に何の興味もない読者がこれを読んでも全く響かない。まるで西村賢太の自慰行為を見せつけられているようである。 前にも書いたが、西村賢太にとっての藤澤清造は、私にとっての青木雄二。哲学も思想も何も持ち合わせていなかった20代半ばの私が「ナニワ金融道」という作品に出会い、唯物論に衝撃を受け、青木雄二関連のほとんどを読み漁った。人生に光が見えた気がした。若き日の西村賢太と同様、嫌いな人間、ことに上司や先輩などの年配者で青木雄二や唯物論を知らぬ者、理解せぬ者を卑下してきた。だから、西村賢太の気持ちは凄く分かるのだ。私も青木雄二関連の書を全て集めてみようかな。8割がたは所有しているが、まだまだ漏れはたくさんあると思う。本作品を読んで、そんな懐かしい気持ちになれた。
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