商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2017/02/10 |
JAN | 9784167907952 |
- 書籍
- 文庫
鬼平犯科帳 決定版(4)
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鬼平犯科帳 決定版(4)
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商品レビュー
3.8
12件のお客様レビュー
先に映画を観たので、この部分が映画でこんな風に使われている、と確認しながら読むのも面白かった。それと、シリーズの4巻目から読み始めだけど、どこから読んでも面白い。
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▼「鬼平犯科帳4」池波正太郎、文春文庫。初出は1967−1989、月刊誌「オール讀物」連載。江戸時代に実在した「火付盗賊改・長谷川平蔵」を主人公として、平蔵とその仲間、そして捕物相手になる盗賊たちを描いた連作捕物帳小説。 ▼ ・霧の七郎 ・5年目の客 ・密通 ・血闘 ・あばたの...
▼「鬼平犯科帳4」池波正太郎、文春文庫。初出は1967−1989、月刊誌「オール讀物」連載。江戸時代に実在した「火付盗賊改・長谷川平蔵」を主人公として、平蔵とその仲間、そして捕物相手になる盗賊たちを描いた連作捕物帳小説。 ▼ ・霧の七郎 ・5年目の客 ・密通 ・血闘 ・あばたの新助 ・おみね徳次郎 ・敵 ・夜鷹殺し このうち【血闘】は志ん朝の朗読もあります。 この巻で印象に残ったのは【敵】がこの後密偵としてレギュラーになる五郎蔵が登場し、盗賊から密偵に商売替えする事件が描かれて印象深い。自分としてはどうしてもフジ版(二代目吉右衛門版)の刷り込みがあるので、綿引勝彦さん一世一代の当たり役でしたね。 あと、密偵おまさの活躍が目立ちました。【血闘】はまさに、おまさを助けるための平蔵チャンバラ大活躍の一編。【夜鷹殺し】でもおまさは目立っています。作者がこのキャラクターを気に入ったことがよくわかります。ちなみに【夜鷹殺し】は言ってみれば「切り裂きジャック物語」で、なんの救いも解明も無く、人間の異常性というか残酷性がポンと放り出されていて印象に残りました。
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おまさ登場の回が収録されている。アニメで見ていて、小説を読んでみると、アニメの再現度が素晴らしいことに気づく。やはり、鬼平さんはカッコいい!これが、もう半世紀前に書かれたものとは思えないほど、まだまだ色褪せない作品。 佐藤氏の解説もぜひ読んでほしい。現代が殺伐として、何かが足...
おまさ登場の回が収録されている。アニメで見ていて、小説を読んでみると、アニメの再現度が素晴らしいことに気づく。やはり、鬼平さんはカッコいい!これが、もう半世紀前に書かれたものとは思えないほど、まだまだ色褪せない作品。 佐藤氏の解説もぜひ読んでほしい。現代が殺伐として、何かが足りないと言う漠然とした問題意識に、これだ!と思う答えがあるような気がする。白か黒かではなく、その間にバリエーションがあるという考え方、大人のモラル、そのあたりを失わないように生きていきたい。5巻も楽しみ。
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