商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 大月書店 |
発売年月日 | 2016/12/01 |
JAN | 9784272330898 |
- 書籍
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築地移転の闇をひらく
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築地移転の闇をひらく
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「世界のTSUKIJIを守れ」的な文化論はどうにも胡散臭いし、豊洲問題もああ汚染の話でしょ、くらいに思っていたのだけど、どうも知事が変わっても東京都のやってることはおかしいよなー…と気になってきたので、とりあえず勉強のために読んでみました。 シンポジウムの記録そのままなので、問題...
「世界のTSUKIJIを守れ」的な文化論はどうにも胡散臭いし、豊洲問題もああ汚染の話でしょ、くらいに思っていたのだけど、どうも知事が変わっても東京都のやってることはおかしいよなー…と気になってきたので、とりあえず勉強のために読んでみました。 シンポジウムの記録そのままなので、問題点がきれいに整理されているわけではないけど、話し言葉だから読みやすい。 で、結論から言うと、これは東京都民じゃなくても知っておいた方がいい問題だなと。築地移転問題は表面で言われているような汚染問題とか食文化の問題だけじゃなく、ずっと根深い問題だということが見えてきます。 1つめは、汚染されてて使えない民間企業の所有地を、東京都が異常な手段で高く購入し、その一方で築地を安く民間に払い下げようとしていたという、「もりかけ」と同じ、構造改革名目の公共財産転がしによる錬金術疑惑。 もう1つの、おそらくより深刻な問題は、89~95ページにかけて語られている、卸売市場制度の規制緩和との絡みで、私たちが食を手に入れるためのシステムが、国際的な巨大資本に有利な方向に転換されようとしている、そうしたなかでの築地つぶしなのだということ。 特に後者についてはもう少し突っ込んだ議論を読みたいところだけど、とりあえず問題を把握するための入り口としては手ごろでよいと思います。
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