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あの頃トン子と
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あの頃トン子と

城明(著者)

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あの頃トン子と

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2017/01/17
JAN 9784062203906

あの頃トン子と

¥1,650

商品レビュー

3.8

4件のお客様レビュー

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2025/07/27

タイトルと表紙の子豚の絵が面白そうだったので手に取った。 子豚の物語というと映画「ベイブ」を彷彿させる。 養豚場を営む洋一と幼馴染みのマナブが一匹の子豚「トン子」に芸を仕込み、しゃべる子豚が日本中のアイドルに!2人と一匹が織り成すあたたかくて切ない友情と種を越えた絆の物語。 トン...

タイトルと表紙の子豚の絵が面白そうだったので手に取った。 子豚の物語というと映画「ベイブ」を彷彿させる。 養豚場を営む洋一と幼馴染みのマナブが一匹の子豚「トン子」に芸を仕込み、しゃべる子豚が日本中のアイドルに!2人と一匹が織り成すあたたかくて切ない友情と種を越えた絆の物語。 トン子の話だけにトントン拍子で読めてしまう トン子とベイブの姿を重ねながら読んだ。 ピンクのリボンが良く似合う可愛いらしい子豚のトン子。 中盤くらいまではほのぼのした感じで話が進み、賢くていろいろな芸をするトン子に洋一も読み手も心掴まれメロメロに。 後半から雲行きが怪しくなっていく。 人気が出るにつれ、マナブが暴走気味になり、トン子に少しずつ異変が出てきて、ある事件を起こしてしまう。そして最期は… 動物も人間と一緒、働き過ぎは動物虐待と同じ。ましてやトン子はまだ子供だし言葉も限られた言葉しか喋れない。 最期まで人間に振り回された可哀想なトン子。 そして人違いではなく豚違いで トン子はついに…。 きっとトン子はみんなの血となり肉となって心のなかに生き続けるだろう。 読了後もトン子のしゃべり声が聞こえて来るようです。 トン子を通して人間の身勝手さや命の尊さを学んだ。 何気なくテレビに出ている動物達も実はトン子と同じ気持ちかと思うと胸が痛みます。 ありがとうトン子、そしてサヨウナラ!

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2019/08/31

東北地方の農村で養豚業を営む洋一(アラフォー独身)。その幼馴染で、夢破れ東京から故郷に舞い戻ったマナブ(バツイチ)。二人は退屈しのぎにメスの子豚に「トン子」と名付け芸を仕込み始めるが、利口なトン子は、呼びかけると「ドォンコ!」と答えるまでになった。テレビで紹介され、人気者になった...

東北地方の農村で養豚業を営む洋一(アラフォー独身)。その幼馴染で、夢破れ東京から故郷に舞い戻ったマナブ(バツイチ)。二人は退屈しのぎにメスの子豚に「トン子」と名付け芸を仕込み始めるが、利口なトン子は、呼びかけると「ドォンコ!」と答えるまでになった。テレビで紹介され、人気者になったトン子を擁して二人は遂に上京するが・・・。 小学生の頃、祖母に買ってもらった子豚のヌイグルミ2匹に、ブー子とトン子と名付けて可愛がっていた私は、表紙のトン子の絶妙な表情も相俟って、引き寄せられるように本書を手にしていた。 一言でいえば、可愛くて賢い子豚が、人間の身勝手に振り回される話で、映画「ベイブ」のようなハートウォーミングな展開にはならないのだが、不思議と読ませる物語だった。そこまで劇的な内容とは言えず、実録かと思うくらいありそうな話なのに、何故だかワクワクしてページをめくる手が止まらないのだ。 それはたぶんこの小説が、アラフォーの上京物語だからだと思う。地元の農業高校を出てすぐに家業を継ぎ、女っけゼロのまま39歳になった朴訥な主人公が、40手前にして初めて上京する。マナブに巻き込まれただけとは言え、夢追い人となる。その遅咲きさに私はトキめいたのだ。上京だって恋だって夢だって結婚だって、適齢期は人それぞれなのだ。(ただ、イモ子はもうちょっと早く痩せて綺麗になっていたら良かったのかもと思う。料理上手で一途なのに、不憫でならない)。 10代でペニー・レインに甘酸っぱい恋心を抱くのも青春なら、40でトン子との日々を思い出すのもまた青春。 アラフォーの青春譚に乾杯!

Posted by ブクログ

2017/06/20

トン子みたいな子ブタが実際にいたら可愛くて可愛くて仕方ないんだろうなと思いながら読んだ。 まず、テンポが良い。主人公の第一人称で話が進むのだがノリがとても良いから読みやすい。洋一とマナブの正反対な感じもまた良いし、誰のことも憎めない。や、それはうそ。最後の最後で出てくる若造にはた...

トン子みたいな子ブタが実際にいたら可愛くて可愛くて仕方ないんだろうなと思いながら読んだ。 まず、テンポが良い。主人公の第一人称で話が進むのだがノリがとても良いから読みやすい。洋一とマナブの正反対な感じもまた良いし、誰のことも憎めない。や、それはうそ。最後の最後で出てくる若造にはたまらなくイラっとした。 可哀想なトン子。お手してお回りして待てして順応なトン子。踊って喋って愛らしいトン子。ストレスで疲弊し人間恐怖症になったトン子。最後の最後まで可愛くて可哀想だった。さよならトン子。ラストがあまりにも切なくて、ブタらしいラストで巧いなと思った。これがストレスで死んだとかだったら面白くない。最初から最後まで巧いストーリー展開だった。すごい。

Posted by ブクログ