商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 光文社 |
発売年月日 | 2017/01/11 |
JAN | 9784334774189 |
- 書籍
- 文庫
舞う百日紅
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舞う百日紅
¥726
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商品レビュー
3.8
15件のお客様レビュー
ついに仇に辿り着いたお律。旗本の次男坊だから手出しできずに放免になってしまうかと思ったら十二人も殺してたから家が動いて病死させた。御付きの人も後を追って自害するくらいならさっさと主人殺せばよかったのに。慶太郎が奉公に出て寂しくなったお律。佐和はお律と涼太の仲をどう思っているのか。...
ついに仇に辿り着いたお律。旗本の次男坊だから手出しできずに放免になってしまうかと思ったら十二人も殺してたから家が動いて病死させた。御付きの人も後を追って自害するくらいならさっさと主人殺せばよかったのに。慶太郎が奉公に出て寂しくなったお律。佐和はお律と涼太の仲をどう思っているのか。他の縁談を涼太に勧めないから二人のことを認めているような。
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お仕事、人情、恋愛、仇討ち・・・いろんな要素が傾きつつも突き抜けず適度なブレンド感。雰囲気はゆったりしてるけど展開はサクサク早くておもしろい。控えめだけど時折みせる感情的なところとか、強い"想い"や人間味が感じられて◎。 次巻はどの要素に傾いていくのかな。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
上絵師律の似面絵帖シリーズ第2弾 連作短編集になっている。 ・「上方から来た男」・・・律は母の敵と思われる人物を探すが人違いだった。上方から来た彼は、似顔絵を依頼するが律の目の前で刺される。彼もまた誰かの敵だったのだ。 ・「迷子の行方」迷子を捜し当てたことで、似顔絵が評判となり10年前の子供の顔を依頼される。しかも本人が見つかるが、子供は養い親といる方が幸せだった。実の両親からきつく当たられていたのだった。 ・「舞う百日紅」亡くなった父が持っていた巾着が質屋で売られていた。店主との約束で律は店に行き、駕籠に乗せられていくが、着いた屋敷は旗本の子息、吉之助の屋敷だった。彼は律の両親を含めて10人以上殺していたのだった。 ・「簪の花」律の敵討ちも果たし、弟慶太郎は菓子屋に奉公に出ることになった。律も巾着のような小物だけでなく、子供のおくるみや、一件だけだが着物を任せてもらえるようになった。 シリーズ二作目で敵討ちに決着がついた。結構あっさりとしていた。それにしてもこの作品の舞台、江戸は結構殺伐としているというか、治安が悪いイメージがあって心配。登場人物たちの親族は複数名が辻斬りにあって命を落としているし、上方から来た男も普通の人のはずなのに賭け事を誘ったことがきっかけで刺された。しかもその展開も、律と普通に会話している途中でいきなりだったので、ちょっと息を吸い込むようなオチであった。 結局、律と涼太はハッピーエンドになるのだろうか。今まで読んできた数少ない時代小説では、たいてい初恋は実っていないので、恋愛小説を読むつもりで二人を追いかける。敵討ち終わったし。
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