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ウインドアイ 新潮クレスト・ブックス
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ウインドアイ 新潮クレスト・ブックス

ブライアン・エヴンソン(著者), 柴田元幸(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2016/11/01
JAN 9784105901325

ウインドアイ

¥2,200

商品レビュー

3.8

7件のお客様レビュー

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2019/09/03

いずれかの書評本からのチョイスだったかな。柴田元幸訳ってこともあって、読んでみようと思ったんだろう。しかしこれは、ただ辛かった。内容が辛いってこともあるけど、それ以上に自分的に苦行だった。ひたすら不条理な目に合わされる短編集なんだけど、これを読んで何を思うんだろう。世間とは、残酷...

いずれかの書評本からのチョイスだったかな。柴田元幸訳ってこともあって、読んでみようと思ったんだろう。しかしこれは、ただ辛かった。内容が辛いってこともあるけど、それ以上に自分的に苦行だった。ひたすら不条理な目に合わされる短編集なんだけど、これを読んで何を思うんだろう。世間とは、残酷的なまでに不条理なものだ。然り。ただそんなこと、日常生活の中で味わうだけでも十分じゃね?よほど途中で止めようと思ったけど、上記のごとく、苦行と思って耐え抜きました。他の作品は読まない。

Posted by ブクログ

2019/07/01

久しぶりに読み終わるのに難儀した本。 すごく質が高くておもしろいのに、なぜなの、この疲労感。げっそり。 読んでいると、めちゃくちゃHP(=ヒットポイントね)を削られる。 読みながら、ふぅふぅぜいぜい。 ああ、本を読むのが苦手な人ってこういう感じなのかも、と思った。 誤解のないよ...

久しぶりに読み終わるのに難儀した本。 すごく質が高くておもしろいのに、なぜなの、この疲労感。げっそり。 読んでいると、めちゃくちゃHP(=ヒットポイントね)を削られる。 読みながら、ふぅふぅぜいぜい。 ああ、本を読むのが苦手な人ってこういう感じなのかも、と思った。 誤解のないように言いますが、話はおもしろいのよ! とってもおもしろいの! でも、1ページ1ページがべらぼーに重たいのよー。 ページをめくる、というただそれだけの行為が、雨と泥の中を行軍しているイメージと重なる。 収録されている25作品のうち、おとぎ話風のものは比較的読みやすく、怖さもシンプルでなかなか楽しい。「二番目の少年」とかすっごくおもしろい。「ウインドアイ」「グロットー」もこの類で、そこはかとないユーモアもあったりして、けっこう楽しんで読んだ。 だがしかし。 徐々に「狂人の夢」みたいな作品が増えてくると、ページがずっしり重たくなってくる。 地の文章がなんともいえないしつこさで絡みついてくるというか・・・ちょっと涙目になる私。 映画「シャイニング」でジャック・ニコルソンがずっと何かをタイプしているシーンを思い出す。 これ、もしかしてあの狂った作家が書いてる日記なんじゃないかしら、なんて気がしてくる。 作家のプロフィールを読んで仰天した。元モルモン教徒でブリガム・ヤング大学の元先生!? 作風からは思いもよらない経歴に、がぜん作家本人に興味がわいてくる。 いやぁ、世間ってほんとおもしろい。本人の肩書や経歴と書いたものの印象がかなりかけ離れている作家って意外に多いよなぁ、と思う。(そのまんまな人も多いけど) 一つだけ、他と作風が全く異なるものが含まれていた。ノンフィクション?で、ロックバンドAC/DCの元ボーカルで謎の死を遂げたボン・スコットについて書かれたもの。 私はこの作品がかなり好き。 事実そのものが非常に興味深いというのもあるけれど、同じことを別の人が書いてもこんな風には書けないんじゃないかと思った。 村上春樹もそうだけど、普段、シュールな作品を描くような人が、たまにノンフィクションを書くとすごく巧みでおもしろい。(そう言えば画家もそう) まったくの想像の世界を作って描き出すことが、逆に事実を見る目を研ぎ澄ませるのかもしれないなと思う。

Posted by ブクログ

2018/12/25

岸本佐知子編の『居心地の悪い部屋』で知った作家。読み進めながら違和感。『ささやき』の著者と勘違いしてた!『ヘベはジャリを殺す』『父、まばたきもせず』の著者か!「よくわかんないや」アーンド「えっ、オチは?」な話が満載。俺的には”奇妙な味わい”を通り越して、”頭ン中、どないなっとんね...

岸本佐知子編の『居心地の悪い部屋』で知った作家。読み進めながら違和感。『ささやき』の著者と勘違いしてた!『ヘベはジャリを殺す』『父、まばたきもせず』の著者か!「よくわかんないや」アーンド「えっ、オチは?」な話が満載。俺的には”奇妙な味わい”を通り越して、”頭ン中、どないなっとんねん!”系に認定。一気に一冊読むのはしんどかったけど、クセになりそう。

Posted by ブクログ

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