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心の影 新装版(1) 意識をめぐる未知の科学を探る
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心の影 新装版(1) 意識をめぐる未知の科学を探る

ロジャー・ペンローズ(著者), 林一(訳者)

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心の影 新装版(1) 意識をめぐる未知の科学を探る

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 みすず書房
発売年月日 2016/11/01
JAN 9784622085874

心の影 新装版(1)

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2020/12/15

ノーベル賞受賞記念と、人工知能・機械心理学に惹かれて衝動買いしたが、会計で値段に気付いてびっくり。前作「皇帝の新しい心」を読んでからの方が良さそう。 ペンローズといえば「サイエンス」の数学パズルの人というイメージで、ノーベル賞を取ったことでそういえば物理学者だったなと思い出したく...

ノーベル賞受賞記念と、人工知能・機械心理学に惹かれて衝動買いしたが、会計で値段に気付いてびっくり。前作「皇帝の新しい心」を読んでからの方が良さそう。 ペンローズといえば「サイエンス」の数学パズルの人というイメージで、ノーベル賞を取ったことでそういえば物理学者だったなと思い出したくらい。そんな著者が人工知能について書いている。 原著の初版は1994年で実に30年も前である。著者の主題は「計算機では人間の知性を超えることはできない」これを彼らしく数学的に、ゲーデルの論理学的手法を持って、主張している。 これを今読むのはフェアじゃないと思う。この30年の間にAlpha Goが人間には予想つかない手番で勝ち、生成AIが創造的作品を量産している。まだカーツワイルの言うシンギュラリティには達していないが、本書の主張は悉く否定される現実が進行中である。 思えば、カーツワイルより前なのになぜ本書や「皇帝〜」を著そうとしたのだろう。1980年代後半に人工知能ブームがあり、当時は第五世代コンピュータと言われ、エキスパートシステムといった連想記憶ベースの人工知能が主流だった。マーヴィンミンスキーのMITの人工知能研究所が取り上げられ、人間の知性を超えるか超えないかが議論になっていた。本書は少し遅れて出たペンローズなりの主張なのだろう。 本書の欠点は、主張を別にしても、いくつかある。独自の置き換えや定義が多く、本文が理解しにくい。本論は文章よりも講義形式にして、目の前でホワイトボードに図示して書きながら逐一説明してもらったほうがわかりやすいだろう。訳者の林先生も苦労されたと思うが、日本語への翻訳である点も欠点。原文のニュアンスが失われているためわかりにくいと思われる。

Posted by ブクログ

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