商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2016/12/07 |
JAN | 9784480097590 |
- 書籍
- 文庫
ポパーとウィトゲンシュタインとのあいだで交わされた世上名高い10分間の大激論の謎
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ポパーとウィトゲンシュタインとのあいだで交わされた世上名高い10分間の大激論の謎
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商品レビュー
3.7
4件のお客様レビュー
あの事件そのものより、両氏のバックボーンや視点などバックキャスティング的に見ていく本。これが書物として重宝されるのは彼が歴史的哲学者や思想家ではなく、時代だと思う。今、哲学者や思想家が同じ事やったら炎上案件でネットニュース止まり。挙句、切り取られて拡大解釈され、否定や誤解を解こう...
あの事件そのものより、両氏のバックボーンや視点などバックキャスティング的に見ていく本。これが書物として重宝されるのは彼が歴史的哲学者や思想家ではなく、時代だと思う。今、哲学者や思想家が同じ事やったら炎上案件でネットニュース止まり。挙句、切り取られて拡大解釈され、否定や誤解を解こうにも魚拓取られて揚げ足まで取られる。
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哲学の大家が続々登場し、学会や研究会でリアルに議論激論が交わされていたというドキュメンタリーのように読みました。同時代に生きた人間と人間の交わりの中で哲学が育まれていった事をあらためて認識。ここに生成型AIが加わり、さらに濃密かつ高速な議論が進むのがこれからの哲学なのかも知れない...
哲学の大家が続々登場し、学会や研究会でリアルに議論激論が交わされていたというドキュメンタリーのように読みました。同時代に生きた人間と人間の交わりの中で哲学が育まれていった事をあらためて認識。ここに生成型AIが加わり、さらに濃密かつ高速な議論が進むのがこれからの哲学なのかも知れないと思うと、今後数年したら、人間脳だけで議論が形成された時代のプロセスを知る貴重な書物になっていくのかも
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ウィトゲンシュタインとポパーを対比的に描く、ちょっとゴシップよりの評伝といったところか。著者がBBCの人らしく、微妙にウィトゲンシュタインよいしょとポパーDisがちょっと不快。二人の業績についてもウィトゲンシュタインにむやみに甘く、ポパーの業績を全然評価できていない。ポパーなしの...
ウィトゲンシュタインとポパーを対比的に描く、ちょっとゴシップよりの評伝といったところか。著者がBBCの人らしく、微妙にウィトゲンシュタインよいしょとポパーDisがちょっと不快。二人の業績についてもウィトゲンシュタインにむやみに甘く、ポパーの業績を全然評価できていない。ポパーなしの科学哲学はあり得ないが、ウィトゲンシュタインの出てこない哲学なんて全然普通にあり得る。だいたい普通に読めばウィトゲンシュタインの方が嫌な奴なのだが… というかウィトゲンシュタインについては、チューリングを通じてコンピュータの成立に影響を与えた、とか、論理値表で分析哲学の礎を作った、とか、姉たちをナチスから救った、とか(あんな性格で行政の人と渡り合えるわけないのに)、デカルトより影響力が哲学の世界である、とか、ほぼデマに近いことが書いてある。ぜんぶそんなのオカシイから!!
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