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幻年時代 幻冬舎文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 幻冬舎 |
| 発売年月日 | 2016/12/06 |
| JAN | 9784344425507 |
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幻年時代
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幻年時代
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商品レビュー
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自分の両親が知らない人のように思えるという描写がある一章から、「自分は坂口恭平の中に入って諜報活動をしている別の存在である」という離人感を滔々と語る最終章まで。著者の独特な感性に多少圧倒されながら読んだ。 心優しい弟がBB弾の拳銃を所持していることへの違和感を、弟に理解してもらお...
自分の両親が知らない人のように思えるという描写がある一章から、「自分は坂口恭平の中に入って諜報活動をしている別の存在である」という離人感を滔々と語る最終章まで。著者の独特な感性に多少圧倒されながら読んだ。 心優しい弟がBB弾の拳銃を所持していることへの違和感を、弟に理解してもらおうと必死になっている様子が印象に残る。 途中の子ども時代の探検エピソードは、子ども心の大半を失ってる自分にはちょっと退屈で、そのパートを読み切るのにだいぶ時間がかかってしまった。
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僕の幼年時代。それは幻の時間である。 小学校よりも前、あの頃の自分がしていたこと、何を考えていたか、どうやって生きていたのか。 ほとんど記憶がない。 記憶を手繰り寄せると、最初に出てくるのは幼稚園の入口の坂の下に生えていたグミの木の実をチマチマ摘んでは食べていた記憶を...
僕の幼年時代。それは幻の時間である。 小学校よりも前、あの頃の自分がしていたこと、何を考えていたか、どうやって生きていたのか。 ほとんど記憶がない。 記憶を手繰り寄せると、最初に出てくるのは幼稚園の入口の坂の下に生えていたグミの木の実をチマチマ摘んでは食べていた記憶を思い出す。 幼いころの記憶はあいまいで、いつ俺が俺になっていったのか分からない。 だから、筆者が今でも私小説として四歳児だったときの自分を書くことができるのがすごいと思う。 読んでいると、確かに幼いころの世界は今とは違って見えていたことを思い出す。 天井の木目をいつまでも眺めていたり、ベランダから見下ろす景色と部屋の中の世界との違いを感じていたり、太陽が当たる硝子戸の桟が仕切る直線の上は明るく下は暗かったり。 あの頃の自分の世界と、今の俺の世界とでは不連続だ。 筆者は自分の世界と、周りを取り巻く世界に違和感を幼いころから感じ、その違和感を今でも持ち続けているようだ。 誰にとっても当たり前の世界に疑問を感じた末に「東京ゼロ円生活」や「独立国家のつくりかた」につながっていく。 幼いころにしか持ちえない世界が懐かしい。
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