商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | さくら舎 |
発売年月日 | 2016/11/01 |
JAN | 9784865810752 |
- 書籍
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アリさんとキリギリス
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アリさんとキリギリス
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商品レビュー
3.8
21件のお客様レビュー
堅苦しいビジネス本ではなく、細かく簡潔に刻まれた章立て、アリさんとキリギリスさんの会話風のテンポ良い文章構成で、サクサクと一気に読めた。(流し読みになってしまったけど) 「川上と川下」という考え方が印象的だった。川上では創造性重視、抽象的思考、属人的、非分業の”質”勝負。川下で...
堅苦しいビジネス本ではなく、細かく簡潔に刻まれた章立て、アリさんとキリギリスさんの会話風のテンポ良い文章構成で、サクサクと一気に読めた。(流し読みになってしまったけど) 「川上と川下」という考え方が印象的だった。川上では創造性重視、抽象的思考、属人的、非分業の”質”勝負。川下では効率性重視、具体的行動、組織、分業の”量”勝負。 企業で研究職に就いている私は、どちらかというか川上で働いている。創造性や抽象的思考が求められているけど、それが難しくて、うまく物事を前に進められなくて、もどかしい。それはきっと、わたしがアリ的思考をしているからだ、と感じた。 出来ない理由を連発する・他と違うことを非難するのではなく、 どうしたら出来るか考える・他と違うところを探し際立たせる・面白いし自由でいいじゃん!と捉えてみる。 そんなマインドセットで仕事に向かいたいと思った。 人事評価を気にして人と比べて、わかりやすい具体的な成果を出そうと意識すると、創造的な・抽象的な、型にハマらない仕事ができなくなっている自分に気づいた。仕事を楽しめない自分に気づいた。 でも、いい評価をもらって給料上げたい気持ちは真だし…。サラリーマン、世知辛いなあ。 大多数の人は、年齢を重ねるにしたがってキリギリス→アリへと不可逆変態をする。あるいは、アリと協力するためにアリの仮面を被ってアリ集団に潜入したキリギリスがいつの間にか本物のアリになって一生を終える。という文章、ゾッとした。 そして、このアリがこれからはAIに置き換わり、どんどん川上側へ侵食してくる… こわすぎ。
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とても読みやすくて、それでいて著者の考え方を押し付けてこない感じに好感が持てました。具体と抽象、無理の構造に続く三部作の三作目という位置付けのようなので、前の二冊も読んでみたいです。 読む前は生真面目で融通が効かない自分は典型的な働きアリだと思って自虐的な気持ちで読み始めましたが...
とても読みやすくて、それでいて著者の考え方を押し付けてこない感じに好感が持てました。具体と抽象、無理の構造に続く三部作の三作目という位置付けのようなので、前の二冊も読んでみたいです。 読む前は生真面目で融通が効かない自分は典型的な働きアリだと思って自虐的な気持ちで読み始めましたが、自分の中にあるキリギリス的要素に気づいたり、また多様性が大切にされる昨今、自分のことも許容して、また自分が理解し得ない人を排除するのではなく受け入れる懐の深さが一番大事だなと思いました。
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これまでの伝統的な働き方・生き方をアリさんとし、社会環境の変化により必要な価値観がシフトする中で、その価値観を持つキャラクターをキリギリスとして、価値基準の違いを明らかにしてく。選択肢は与えられるvs自分で創り出す、ナンバーワン指向vsオンリーワン指向、新しい価値観を否定するvs...
これまでの伝統的な働き方・生き方をアリさんとし、社会環境の変化により必要な価値観がシフトする中で、その価値観を持つキャラクターをキリギリスとして、価値基準の違いを明らかにしてく。選択肢は与えられるvs自分で創り出す、ナンバーワン指向vsオンリーワン指向、新しい価値観を否定するvs活用する、具体を好むvs抽象を好む、ばらつきは不快vsばらつきを面白がる、失敗は敗北vs失敗は勲章、といったお題単位でアリとキリギリスの考え方を解説していく。 「マインドセット:「やればできる!」の研究」で解説されている硬直マインドセットと柔軟マインドセットの違いに、著者が常々説く具体・抽象の構造化のエッセンスを加えて、キャラクターを通じて分かりやすく端的にまとめたものというのが個人的な印象。苦なく楽しく読めました。
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