商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
発売年月日 | 2016/11/30 |
JAN | 9784488210069 |
- 書籍
- 文庫
クリスマスの朝に
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クリスマスの朝に
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商品レビュー
4
7件のお客様レビュー
文句なしにおもしろかった! 今は亡き豚野郎の事件(中編) クリスマスの朝に(短編) 豚野郎はキャンピオンの一人称で語られており、 始終ハラハラして何度も読み返したくなる一遍。
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あなたは、クリスマスおじさん/おばさんを知っていますか? クリスマスが近づくと、妙に熱い。 クリスマスについて熱く語り出す。 「クリスマスってのは、愛と寛容の祝祭だよね」 家族を急き立て、ツリーを飾りたて、さらには家から飛び出して、どこかのサンタクロースを買って出たりもする。 ...
あなたは、クリスマスおじさん/おばさんを知っていますか? クリスマスが近づくと、妙に熱い。 クリスマスについて熱く語り出す。 「クリスマスってのは、愛と寛容の祝祭だよね」 家族を急き立て、ツリーを飾りたて、さらには家から飛び出して、どこかのサンタクロースを買って出たりもする。 世界のそこここに、存在するようです。 『クリスマスの朝に~キャンピオン氏の事件簿Ⅲ~』にも、そんなクリスマスおじさんが登場します。 サー・レオ・パースウィヴァント。 もちろん紳士らしく、止めどなく語ったり、屋敷から飛び出したりはしませんが、彼のクリスマスに対する並々ならぬ思いは、熱く静かに伝わってくるのです。 ああ、そして、クリスマスおばあさん。彼女のクリスマスへの思いも。 私自身はクリスチャンではないので、クリスマスの喜びはどうにも摑みきれません。 けれども、この冬の寒い季節、どんより暗くて、日照時間も短くなり、体調も今ひとつになりがちなこの時期に、きらきらした光やあたたかい炎の祝祭があるのは、ありがたいと実感します。 晩秋から冬にかけて、世界の(北半球の)色々な場所にそんな祭があるのは、古くから人々が同じ思いでいたからでしょう。 『・・・・・・天地のすべてが灰色の凍てつくような冷気につつまれていた。クリスマスの余韻は消え失せ、ただ荒寥たる冬景色だけが広がっている。その昔、人々はこれに打ち克つために心躍る祝祭を考え出したのだ。』(239頁) 収録作品は以下の通り。 『今は亡き豚野郎(ピッグ)の事件』 中編 『クリスマスの朝に』 短編 そして、アガサ・クリスティーによる追悼文 『マージェリー・アリンガムを偲んで』 どれも読み甲斐はあります。 けれども、短編一つのためにも、クリスマスのこの頃に読むことをおすすめします。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
作者はアガサクリスティーと並ぶ英国ミステリ作家。長編が1つ、短編が1つ。 あらすじ 小学校時代の同級生が病死したという死亡欄をみつけ、葬儀に出席する。ところが、半年後、ある田舎町の村で同じ人物、別の名前の男性が殺害された事件に遭遇する。どうやら彼はカントリーハウスを買収しようとしていたらしい…。 イギリスの古典探偵っぽくて、カントリーハウスとか、ポーカーとか宿屋とか出てきた。キャンピオンシリーズの中で、氏の一人称で書かれているのはこれだけらしい。理屈やで、少々うぬぼれやで、頭でっかちなところがあるけど、最後には全力で犯人にぶつかっていくところが頼もしかった。
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