商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2016/10/01 |
JAN | 9784041043189 |
- 書籍
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オレとテレビと片腕少女
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オレとテレビと片腕少女
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テリーさんの半生記である。かれは東京の銀座に接する下町で育った。親は卵焼きで生計を立てていた。両親ともに働き者である。その中でテリーさんは、すなおにすくすく育った。一つの特徴は女の子に目がなかったことで、小学校でも美少女、転校してきた美少女に憧れた。実はぼくとテリーさんは同い年で...
テリーさんの半生記である。かれは東京の銀座に接する下町で育った。親は卵焼きで生計を立てていた。両親ともに働き者である。その中でテリーさんは、すなおにすくすく育った。一つの特徴は女の子に目がなかったことで、小学校でも美少女、転校してきた美少女に憧れた。実はぼくとテリーさんは同い年で、時代的にもたくさん共通のものを感じるし、美少女の家を訪ねていったというのも共通する。ぼくは何人かで行ったが、テリーさんは最後は一人で出し抜いて行ったりしている。なにしろ、女の子がすきで、それが大きくなってもやまず、たくさんの彼女をつくる。ところが、当時の女の子というのは、「22歳の別れ」という歌に代表されるように、つきあう以上最後は結婚だった。だから、いつまでもふらふらしているテリーさんは振られっぱなし。これもよくわかる。小さいころ、近所の家にテレビが入るとみんなで見に行く。かれの家などはテレビを通路に面したところに置いていたそうで、それはスティタスを示すと同時に、助け合いの精神でもあった。ぼくのところも、近くのいとこの家へ見せてもらいにいった。お風呂も入りに来た人があったほどだ。そうこうするうちにテリーさんも大きくなり、テレビ局で働きたいという夢を持った。それが現在に繋がるのだが、テレビ局ではかなりきわものの番組をつくっている。今のテリーさんが想像できないほどだ。タイトルの「片腕少女」は、事故で片腕を失った少女がけなげに風俗で働き、テリーさんは彼女を救いたいと思い、何度か尋ね、ようやく結ばれそうになったのに、彼女は突然姿をくらましてしまった。こんなふうに、本書はテリーさんの淡い女性遍歴の物語でもある。
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戦後の築地の変遷や、テリー伊藤の豪華ではないが比較的余裕のある学生時代の暮らしぶり 人生の転機になった学生運動と左目の怪我による斜視 またテレビの制作会社で働き始め、製作にのめりこむ姿などがうかがえて興味深い
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