「自分には価値がない」の心理学 朝日新書592

根本橘夫(著者)

• 販売会社／発売会社: 朝日新聞出版
• 発売年月日: 2016/11/11
• JAN: 9784022736925

商品レビュー

2025/12/14

人の機嫌を優先するあまり、自分のことをさて置いて、人のために尽くし過ぎてしまうことは、自己肯定感の低さのためである。
自分の自由を差し出すことは奴隷と同じ。

2025/11/04

自身の価値観が何に依存しているかを再発見し、「自分には無条件に価値があり、堂々と生きていて良いんだ」という確固たる安心感と自己肯定感を獲得する方法を指南した良書。

特に納得できたのは以下2点。
・周囲からの評価といった外的価値よりも、自身のスキル開発や献身・勤勉といった内的価値を積極的に上げていく。
・誰かにやらされて行動するのではなく、「自分が選択し、自分の意思で」自律的に行動することを積み重ねる、小さな成功体験を蓄積して無力感から脱却する。

「大部分の不幸はその人自身の作品」という辛辣な言葉もあり、読み切るには勇気が要るが、それだけの価値がある一冊。

2025/09/22

2016年の著書ということで時代に即さない意見も含まれるように感じたが、無価値感に対処する考え方、行動の根底は今も変わらないのかなと思った。
無価値感を感じてしまう仕組みを知り、自分のことを知り、そこから自分をどのように変えていくのか、無価値と感じてしまう状況から脱出するのか、考え方や行動のヒントを教えてくれる本です。
また同じような悩みを持つ人は今も昔もたくさんいる、よくある悩みなんだよなと思いつつ、自分が納得できるような結論を出すのは人生の課題。。悩み続けていくんだろうなと思います。