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欧州複合危機 苦悶するEU、揺れる世界 中公新書2405
946円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2016/10/01 |
JAN | 9784121024053 |
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欧州複合危機
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欧州複合危機
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商品レビュー
3.9
18件のお客様レビュー
コロナ禍前から欧州はずーっと波乱続きだと読みつつ思い出し、各国の国政に携わる方々は本当に大変だとしみじみ。。 それでも、たくさんの課題と共に、一定の結束を続けるEUのしぶとさについても言及。 中身がみっちり詰まった充実の1冊でした。
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第一次世界大戦前のバルカン半島が「ヨーロッパの火薬庫」であったように、今ではウクライナが現代版「火薬庫」になっていますね。 この本を読んで、今現在、進行しているウクライナ情勢の背景を垣間見ることができました。 しかし、ロシアの思惑ばかりが進行しているとは一概に言えず、EUをはじめ...
第一次世界大戦前のバルカン半島が「ヨーロッパの火薬庫」であったように、今ではウクライナが現代版「火薬庫」になっていますね。 この本を読んで、今現在、進行しているウクライナ情勢の背景を垣間見ることができました。 しかし、ロシアの思惑ばかりが進行しているとは一概に言えず、EUをはじめとする国々の利害が錯綜していると思われました。 それはともかく、早く戦闘が終わることを願っています。
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- ネタバレ
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日本を代表するヨーロッパ統合研究者によるEU論。 「複合危機」における「複合」とは、「複数性」(複数の危機が同時多発的に発生していること)、「連動性」(これらの危機が互いに連動し、相乗効果をもたらしていること)、「多層性」(危機が国際、EU、加盟国、地域・地方といった多次元で起きていること)を指す。 2016年出版ということで、「複合危機」を具体的に扱った第Ⅰ部は、今日においてはやや古さは否めない。しかしながら、今世紀の危機を政治学的に分析した第Ⅱ部は、大変読み応えがあった。 とりわけ、機能的にはさらなる統合の深化が必要であるにも関わらず、民主的な正統性を得られないために統合が滞り、さらなる悪循環を招くといった指摘は、非常に興味深かった。
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