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LGBTだけじゃ、ない!「性別」のハナシ コミックエッセイ
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | ぶんか社 |
発売年月日 | 2016/11/01 |
JAN | 9784821144501 |
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LGBTだけじゃ、ない!「性別」のハナシ コミックエッセイ
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商品レビュー
4.5
4件のお客様レビュー
話の内容からして最近刊行された本かなと思い奥付を見てみると、2016年。 えっ?結構前じゃない? 8年前から、もっと言うと本になるまでさらにかかっているので10年くらい前になるのかな? そんな昔からこの手の話題があって、それに苦しんでいたり悩んでいる人がいるっていうことに驚いた。...
話の内容からして最近刊行された本かなと思い奥付を見てみると、2016年。 えっ?結構前じゃない? 8年前から、もっと言うと本になるまでさらにかかっているので10年くらい前になるのかな? そんな昔からこの手の話題があって、それに苦しんでいたり悩んでいる人がいるっていうことに驚いた。 いや、昔から居ただろうけど、こうして公の場で発言すること自体がそんなに前から成されていたことにびっくり。 著者が性欲が強いタイプらしく、裸の絵や致しているシーンが多くてそこが読みづらかった。 私自身は性欲が薄いし、そういうあからさまな表現が苦手なので好みの問題ですね。 最近声高に言われているLGBTQだけど、正確に理解している人なんてごく少数だろうし、無自覚なだけの人は多いんじゃないかな。 人によって違うことを漫画という形にしているおかげでめちゃくちゃ分かりやすい。 感覚があるから言葉によって定義するのは難しいんだろうなぁ。 当事者だからといって理解し合えるとも限らないし、改めてみると男と女だけで性別を区切ってるの大雑把すぎるね。
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LGBTQの本棚から 第17回 「いろんな性別」 今回も第16回と同じく、新井祥先生の漫画を紹介します。 前回紹介したのは 「性別が、ない!」 という性分化疾患を題材にした漫画でした。 今回紹介するのは 『LGBTだけじゃ、ない!「性別」のハナシ』 です。 題名通り、色々...
LGBTQの本棚から 第17回 「いろんな性別」 今回も第16回と同じく、新井祥先生の漫画を紹介します。 前回紹介したのは 「性別が、ない!」 という性分化疾患を題材にした漫画でした。 今回紹介するのは 『LGBTだけじゃ、ない!「性別」のハナシ』 です。 題名通り、色々なセクシュアルマイノリティについてですが、各当事者に話を聞き、とても詳しく、かつわかりやすい内容になってます。 用語説明の時に絵で具体例を説明できるのがマンガのいいところですね。 内容は大きく分けて 「性自認編」 「性分化疾患編」 「恋愛対象編」 の3つに分かれています。 性自認(自分が自覚している性別)という心の面、 性分化疾患という体の面、恋愛対象という性的指向の面、を考えるわけです。 分類って、役に立ちますね。 性自認編では 「MtF、FtM、Xジェンダー」 について解説……。 ん? X? Xジェンダー? このコラムでは、初めて出てきたXジェンダー……。 Xジェンダーとは、海外では 「Third Gender(第三の性)」 といわれることが多い、男でも女でもない性のことを指します。 そうしてそのなかには 「自分には性別が無い」 と自認している 『無性』 「自分はどちらの性別でもある」と自認している 「両性」 「自分は男女の中間あたりだと自認している 『中性』 のようにXジェンダーは、人によってさまざまだそう……。 僕の友達にも2人ほどXジェンダーの人がいますが、FtMやMtFと同じように、トイレや更衣室などの公共の場を使うときにはどちらを使えばいいか迷ったり、就職の際に悩んだりしているみたいです。 男女という考え方にあてはめることができないので、また違った意味で理解されにくいです……。 恋愛対象編ではよく知られている 「ゲイ・レズビアン・バイセクシュアル」 はもちろん、あまり知られていない(セクマイでも知らない人も多いかも?) 「パンセクシュアル・Aセクシュアル・フレキシブル」 が出てきます。 (今日はすみません……。新しい単語が多いです) ①パンセクシュアル:全性愛 パンセクシュアルの人の恋愛対象には男女だけでなく、各セクシュアルマイノリティーも含まれます。 好きになることに性別は全く関係なく「好きな感じ!」だったらオールOKみたいです。 博愛主義とはまた違います。 ②Aセクシュアル:無性愛・非性愛 Aセクシュアルの人は 「他人に性愛の感情を持たない」 という定義らしいですが、ちょっと揺れているのでなんともいいきれない感じです。 色々な情報が飛び交っていて、混乱状態といいますか…。 「性愛を抱かないだけで恋愛感情はある」 という意見もあれば 「性愛だけでなく恋愛感情も抱かない」 という意見もあります。 「性欲なしの”憧れ”のような恋愛もAセクシュアルに入るの?」 という疑問もわきますね。 ここはまだまだ謎が多いところなので、もっと当事者の人たちが出てきて教えてくれるといいと思います。 ③フレキシブル:基本的には異性愛だけど、セクマイになることもある……。 バイセクシュアルとの違いが難しいところですが 「基本的には異性愛」 というところがポイントのようです。 これは僕も初めて聞きました。 セクマイについて結構知っていて、ある程度理解のある人でも混乱するかもしれません。 なんというか、人間という生き物の性の多様さにあっけにとられる感じです。 というように、セクマイに関する基本的なところからあまり知られていないところまで幅広く教えてくれる本です。 始めのほうでも言ったのですが、絵がついた解説ページがすごくわかりやすい! 文章だけの時より当事者を想像しやすいです。 なので初めて読むセクマイ入門所書としてもオススメできます。 学校図書館に入れるときは中学生からがいいかな? と思います。 「性別が、ない!」同様(だいぶ抑え目ですが)下ネタがちょくちょくあるので、小学校に入れるにはちょっと厳しいかも? お堅い先生やPTAはOKをくれないかもしれません。 高校生からはまったく問題ないと思うので、ぜひ高校の図書館には入れておいてほしい一冊です。 2017/08/21
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
最新の性別事情をインターセックス作家・新井祥先生が解りやすく解説したコミックエッセイ。 私がよく利用する書店では、保健体育系教育書の棚に置いてありました(気持ちは解る)。 作中にもありましたが、日本のテレビ番組等で長らく「ホモ」や「オカマ」といった言葉が一種のギャグコンテンツとして扱われてきた事が、セクシャルマイノリティーの理解を遅らせ誤解を助長しているように感じます(勿論、それだけが原因ではないのでしょうが)。 テレビが面白おかしく記号化したキャラクターはもういいから、本当のところと云うか、どういう風に理解すれば当事者を無駄に傷つけるような事態を回避できるんだろう?ってかそういうのって誰に聞けば教えてくれるんだろう? そんな思いで拝読した次第。 めちゃめちゃタメになりました。知らないことだらけでした。 身体的な事も勿論なんですけど、特に恋愛対象の多様性に感動しました。 男性を愛する人、女性を愛する人、男性も女性も愛する人、男性や女性といった区別なく人を愛する人、性愛を必要としない人等々……。 性の多様性について知るということは、「世界にはいろんな人がいる」という事を知ること。引いては人間を、目の前の相手を受け入れる事なんだなあと思いました。 読んで良かった!『性別が、ない!』シリーズも再読します!
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