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有閑階級の理論 新版 ちくま学芸文庫
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有閑階級の理論 新版 ちくま学芸文庫

ソースタイン・ヴェブレン(著者), 村井章子(訳者)

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有閑階級の理論 新版 ちくま学芸文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2016/11/11
JAN 9784480097507

有閑階級の理論 新版

¥1,320

商品レビュー

4.7

3件のお客様レビュー

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2024/08/22

「この本を読んだ人は、モノの消費をこれまでと同じように見ることはできまい。」 まさにその通り!この本では「それを言っちゃあおしめぇよ」と思わず言いたくなる赤裸々な爆弾発言がどんどん出てきます。ですがよくよく考えてみると、「うん、たしかにヴェブレンの言う通りかもしれない・・・」と...

「この本を読んだ人は、モノの消費をこれまでと同じように見ることはできまい。」 まさにその通り!この本では「それを言っちゃあおしめぇよ」と思わず言いたくなる赤裸々な爆弾発言がどんどん出てきます。ですがよくよく考えてみると、「うん、たしかにヴェブレンの言う通りかもしれない・・・」と頷かざるをえない気持ちになってきます。 この本ではとてつもなく刺激的な言葉がどんどん出てきます。これはぜひ読んで体感してみてくださいとしか言いようがありません。ぜひヴェブレンの爆弾発言を堪能して頂けたらと思います。 宇沢弘文を通してこの本と出会えたのは本当に嬉しいものがありました。私の中でも強烈なインパクトを残した作品でした。ぜひぜひおすすめしたい作品です。

Posted by ブクログ

2023/04/20

現代で話題になる承認欲求がこんなに昔から描かれていた概念だったなんてちょっと面白い。 人は自分の水準よりちょっと高い水準を目指す(そういう生活をするらしい)

Posted by ブクログ

2018/10/15

経済学の名著。社会学的なアプローチも用いながら、いかに、有閑階級の人々が、「見せびらかし」のために閑暇・消費を行っているかを多面的に深く掘り下げ、分析している。その考察は、人類における野蛮時代、すなわち、仮をしたり、別コミュニティを襲いながら行ってきたところからスタートする。その...

経済学の名著。社会学的なアプローチも用いながら、いかに、有閑階級の人々が、「見せびらかし」のために閑暇・消費を行っているかを多面的に深く掘り下げ、分析している。その考察は、人類における野蛮時代、すなわち、仮をしたり、別コミュニティを襲いながら行ってきたところからスタートする。その歴史を追いながら、どのように、金持ちらしい行動が増えてきたのか、「スーツ」「ひげを剃る」「動きにくい服」などが、どういう合理性をはらんでいるのかが、人類の生存行動の、延長線上で語られ、非常に面白い。名著と言われるだけあり、その人間の行動への分析は、現代にも広く通用する。インスタだの、芸能人だの、ブランドものだの、高級車だの、その物品のもつ価値と思われているものすべてが、どういう理屈で、人に訴えかけているのかが分かる。特に、服飾に関わる章は、痛烈。 序文のガルブレイスのとおり、批判をかわすために、あえて婉曲的に、緻密に言葉を重ねて書かれているこの論調は読みやすくないものの、非常に示唆に富んでいる。読む度に気づきが得られそうで、手放したくない本。 成金的ふるまいを見直すきっかけになるだろう。 *ひげそりも、有閑階級であることを証明することの一部でしかない ・時間があること、働かない、何もしなくていい時間があるという見せびらかしが、価値の一部になる ・その上に、おいて、生きる上でさして必要でない行為に時間をかけることができている状態が、価値を帯びてくる ・例えば、ひげを剃るなどは、それに値する *女性の靴があるきにくいのは、その雇い主の豊かさの証明である ・元来、女性は所有物であり、主人によって養われる対象であった ・養われる対象である女性は、その労働生産性が低いほど、逆説的に、主人の力を表すことになる ・したがって、女性には、コルセットや、ヒール、大きなドレスなど、労働生産性が下がるようなファションが開発されていった ・現代からみると、金持ちが自慢のために会えて不便につくったものを、平民が「金持ちになりたい」という憧れから真似しはじめ、スタンダートを形成しているのは面白い ・例えば、女性の高いヒール、男性のとても機能的ではな無いのに多くの人が着るビジネススーツなどは、その典型例として言えるだろう *装飾がかっこいいから惹かれるというよりも「必要のない部分に金をかけられるほどの経済的余裕」に惹かれるのだろう p20 「労働の必要がないことは名誉と称賛の対象になっただけでなく、のちには品位を保つ必要条件となった」 p71 所有の根源的な動機は、他人に負けまいとする対抗心なのである ・財の獲得を促す支配的な誘引は、そもそものはじめから富を得て差をつけることにあった ・所有された物品や捕虜の主たる効用は、奪った者と奪われた者との違いを際立たせ差別することにあった p91 礼節はー優位性や従属性や関係性を表していた古い行動習慣が象徴的に存続したものだと言われる。

Posted by ブクログ

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