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未来の手紙 光文社文庫
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未来の手紙 光文社文庫

椰月美智子(著者)

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未来の手紙 光文社文庫

616

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社
発売年月日 2016/11/09
JAN 9784334773786

未来の手紙

¥616

商品レビュー

3.6

7件のお客様レビュー

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2024/05/15

小中学生が主人公の短編集、親指大の息子が未来からやって来る話は不安定な思春期を送る自分をキャップに見られるというのが面白い。

Posted by ブクログ

2022/01/15

しいちゃん -こういう力の抜けた大人の存在が子どもには必要なんだと思う。親は大抵責任感からそうはなれないことが多い。 悪口の伝染より、笑いや大好きの伝染の方が何倍も素晴らしい。そして、マイナスの伝染を別の方法で発散して止めるって立派な偉業だと思う。 私もそれをできてる自信を持とう...

しいちゃん -こういう力の抜けた大人の存在が子どもには必要なんだと思う。親は大抵責任感からそうはなれないことが多い。 悪口の伝染より、笑いや大好きの伝染の方が何倍も素晴らしい。そして、マイナスの伝染を別の方法で発散して止めるって立派な偉業だと思う。 私もそれをできてる自信を持とう。 忘れない夏 -中2なんて、1番敏感で心がザワザワして、いちいち正面から向き合っていた時期。大人にはいつも斜に構えた接し方をしていて、でもそれを表に出さずに心に秘めていた。そんな時期に大人の事情で振り回されたらこうなる。中2にはこの世の全てのような自分の世界がある。 合唱コンクールで団結して1番楽しい時なんて2度とない。大人になると、何で忘れちゃうんだろうなー。 未来の息子 -14歳の時に未来の息子が来たら、、おもしろすぎる。笑笑 当時はまだ見ぬ旦那さんや子ども達を想像したこともあった気がする。 祖父母から親へ、そして私へ、子ども達へ、そして孫へ。何があっても回っているから大丈夫。とても力強い言葉だ。鼻が何度もツンとして、泣きそうになった。危ない危ない。 未来の手紙 -じんわり胸が暖かくなる話。 だいじょうぶ。あなたは絶対だいじょうぶだよ。 こんな言葉を子どもの頃の自分に言われたら、誰に言われるよりもきっと大丈夫なんだろう。 月島さんちのフミちゃん -あなたの行きたいところに行きなさい。 そう言えるお兄ちゃんが純粋にカッコいい。 人と違うことを嫌う年頃の15歳。 でも違いを自慢に思うフミちゃんは愛いっぱいに育てられたんだと思う。そして10代にそう思わせる日本の社会が少しずつ変わっていけばいいと思う。 イモリのしっぽ -生物室、理科室の独特な匂いも濡れた制服の匂いもわかる。私も嫌いじゃない。

Posted by ブクログ

2018/10/26

子どもの感性と大人の常識の間に挟まれ、日々確実に変化する十代前半の少年少女。その不安と期待を等身大で描く6作品の短編集。 大人になんかなりたくなかったあの頃。でもいつの間にか、理屈で理論武装して一人前のことを抜かすようになってしまうのがこの年齢。椰月さんは何故こんなにも、彼彼女た...

子どもの感性と大人の常識の間に挟まれ、日々確実に変化する十代前半の少年少女。その不安と期待を等身大で描く6作品の短編集。 大人になんかなりたくなかったあの頃。でもいつの間にか、理屈で理論武装して一人前のことを抜かすようになってしまうのがこの年齢。椰月さんは何故こんなにも、彼彼女たちの繊細な心を知り尽くしているのでしょう。

Posted by ブクログ

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