商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 朔北社 |
発売年月日 | 2016/09/01 |
JAN | 9784860851248 |
- 書籍
- 児童書
ミスターオレンジ
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ミスターオレンジ
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商品レビュー
3.4
11件のお客様レビュー
「ニューヨーク、1943年。八百屋の三男ライナスは、配達の仕事をまかされ、ヨーロッパから逃れてきた家族と知り合う。いつも注文はオレンジなので、名付けてミスターオレンジ。彼はライナスに何を語ってくれるのか?」 志願兵としてヨーロッパにへ向かう長兄を誇りに思う三男のライナス。母は「...
「ニューヨーク、1943年。八百屋の三男ライナスは、配達の仕事をまかされ、ヨーロッパから逃れてきた家族と知り合う。いつも注文はオレンジなので、名付けてミスターオレンジ。彼はライナスに何を語ってくれるのか?」 志願兵としてヨーロッパにへ向かう長兄を誇りに思う三男のライナス。母は「戦争は誇りに思うことではない」と言っているが、ライナスにとって戦争とは兄が描いてくれたヒーローコミックの主人公のように、ヒーローが活躍すれば片付く問題なのである。 一方、ライナスはミスターオレンジに出会う。ミスターオレンジは彼にとって新しい世界の窓となり、ライナスはミスターオレンジに会うのを楽しみにする。しかし、ヨーロッパから逃げ出してニューヨークで絵を描いているミスターオレンジにライナスは疑問を抱き始める。 「だれもが、自分のやり方で戦うんだ。年老いたわたしは、想像力でやっていくほかないんだ。」と、ミスターオレンジ。想像力は、戦う力になるのだろうか。戦争において、意味のあるものなのだろうか。
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平澤さんの挿絵が素敵で手に取った。 映画ジョジョラビットを彷彿とさせる内容。 主人公と画家、戦争に行った兄、残された大家族と、友人。 子供の世界を描くのがうまくて、書き手を信頼して心地よく読んだ。 モンドリアンの名前は知らなかったが、見たことはあった。 作中の画家の家の様子は、...
平澤さんの挿絵が素敵で手に取った。 映画ジョジョラビットを彷彿とさせる内容。 主人公と画家、戦争に行った兄、残された大家族と、友人。 子供の世界を描くのがうまくて、書き手を信頼して心地よく読んだ。 モンドリアンの名前は知らなかったが、見たことはあった。 作中の画家の家の様子は、言われてみれば確かにこの絵なんだけど、文字だけの表現ではあの世界を伝えるのは難しい。 表紙以外にも、あの絵をカラーで最初に載せてほしかったな。 閉ざされた戦争時代にあの色がどれだけ明るく突き抜けたものだったか、もっと感覚的にわかったはず。 ところで、読み飛ばしただけかもしれないけど、 お得意さんの一人だった、おしゃべり好きの面倒な老婦人はどうなったのか、気になる。
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戦争の話だけど、今まで読んだことのある戦争の話とはちょっとちがうかな。出征する兄、ヨーロッパから逃げてきたミスターオレンジ。ライナスの日常は毎日続いていて、その生活の中に戦争がチラチラと垣間見える。
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