商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2016/10/28 |
JAN | 9784163905525 |
- 書籍
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壁の男
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壁の男
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商品レビュー
4
68件のお客様レビュー
学生時代に、人と人との間にわだかまりを作るのは才能の有無ではなく、劣等感なのだ。っていうのに気づけてよかったな。 笑里ちゃんへの想いは、せつない。やりきれない。
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感動した… そういうことだったのか… 家の壁に稚拙な絵を描く寡黙な男の話。 なぜか人々を惹きつけて、彼に我が家にも、うちのお店にも描いて欲しい…と次々伝染し、街中稚拙な絵だらけに。 絵を描く男はどういう男なのか。 ノンフィクション作家が動き出すが面白い話は出てこない。 ただ、男...
感動した… そういうことだったのか… 家の壁に稚拙な絵を描く寡黙な男の話。 なぜか人々を惹きつけて、彼に我が家にも、うちのお店にも描いて欲しい…と次々伝染し、街中稚拙な絵だらけに。 絵を描く男はどういう男なのか。 ノンフィクション作家が動き出すが面白い話は出てこない。 ただ、男目線の懐古録では、誠実に愛情に溢れたドラマが繰り広げられていた。 中学生時代に男の母が言った言葉、才能があるから偉いわけじゃない、才能がないからって卑屈になる必要ない、が刺さった。 才能がない凡人は、家族でも友達でも才能がある人が身近にいると嫉妬して苦しむ。そして、嫉妬される方もそのことに苦しむ。 本当は必要ないことなのに。柔らかい中学生の男に素直に響いて、彼を救ったのが良かった。 嫉妬心は本当に厄介。私も嫉妬に苦しんだり、妬まれていると感じたりすることがあるけど、男の母の言葉で少し救われた。
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スタートから、あまり期待出来そうな話ではないかと思われたが、平凡に見える男の心の奥が、少しずつ覗かれていき、とても切ない内容。ラストは淡々と終わって欲しかったが、そうではなかった。ハッピーエンドが好きだが、全体に胸を打たれる話であった。子供のくだりは、泣きたくなくても泣けてきてし...
スタートから、あまり期待出来そうな話ではないかと思われたが、平凡に見える男の心の奥が、少しずつ覗かれていき、とても切ない内容。ラストは淡々と終わって欲しかったが、そうではなかった。ハッピーエンドが好きだが、全体に胸を打たれる話であった。子供のくだりは、泣きたくなくても泣けてきてしまう。
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