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ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン 新☆ハヤカワ・SF・シリーズ
2,200円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 早川書房 |
発売年月日 | 2016/10/21 |
JAN | 9784153350298 |
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ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン
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ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン
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商品レビュー
3.5
14件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
『高い城の男』は読んだことありませんが、高校生のころから読みたいと思っていた名作です。 歴史が好きなので、改編歴史ものは好きなのですが、この作品に関して言えば、面白かったけれど名作というほどではなかったと思いました。 プロットはとてもいいのです。 この路線でしっかりとストーリーをまとめれば、読者の胸を打つ感動的な作品になったろうと思います。 実際エピローグを最初に書いた時の主人公はベン(石村)と槻野(昭子)だったらしいのですが、次第に比重が昭子寄りになっていったようです。 昭子の登場から作品はきな臭くなり、とにかく拷問シーンが続きます。 その拷問の仕方がどうも日本ぽくないというか、中国の古典辺りに出てきそうなやつで、手足を切断したり皮をはいだり。 日本の拷問って、水責めとか石抱きとか骨を折るとかはあるけど、手足を付け根から切断とかあんまりないような気がするんだよね。 日本のアニメやゲームから影響を受けた世界観は、日本がアメリカに負けて、アメリカの文化(映画やコミック等)の影響を受けて作られたものであって、作中のように日本が勝利していたのならば、もっと精神世界に重きを置いたような気がします。 それに、広大なアメリカの西半分を支配して、田んぼを作らないって、日本人じゃない。(笑) 天ぷらバーガーを食べるくらいなら肉巻きおにぎりを食べると思うのですよね。 まあ、細かい違和感はどうでもいいのですが。 ただ、作者の考える日本的というのと、日本人読者の考える日本的というのにずれがあることを踏まえたうえで、作者はロボット戦闘ものが書きたかったんだね、と思うしかありません。 いちおうまだドイツとは同盟中であり、ベトナムなどとの局地戦はあるものの、ロボット兵器を作るメリットが作中で全く語られません。 小回りきかないし、燃費悪いだろうし、維持費もかかると思われるロボット兵器を持つメリットって? そして一番残念なのが、勝利国日本(皇国日本)の誰一人も幸せそうではないこと。 裕福でもない。 ゲリラと地下組織と反政府運動とヤクザ。 戦勝バブルみたいのが全然なくて、本当に日本が勝ったのですか?って思ってしまう。 書きたい部分を重点に書くのではなく、書くべき部分を充分に書いてほしかったなと思いました。 でも、エンタメとして面白く読みました。
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表紙に惹かれて購入。巨大ロボットがバトルを繰り広げ大活躍! と、思ったら違いましたね。「高い城の男」とも日独が勝った世界というところ以外、あまり共通点もなし。アクション娯楽大作としては、いろいろてんこ盛りで面白いと思いました。
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表紙のガンダム風メカバトルがメインだと思ったら、電脳ゲームや凄惨な拷問など人間のハードな駆け引きがキモのサイバーパンク。 変な漢字使いが、日本占領下のアメリカという違和感を際だたせる。 過去・現在の構成が見事。
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