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生きる故 「大坂の陣」異聞
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生きる故 「大坂の陣」異聞

矢野隆(著者)

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生きる故 「大坂の陣」異聞

1,870

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 PHP研究所
発売年月日 2016/09/21
JAN 9784569831664

生きる故

¥1,870

商品レビュー

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2021/05/08
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※このレビューにはネタバレを含みます

関ヶ原の戦いで落武者に犯され誰からも望まれずこの世に生まれた主人公飢。どんな事があっても生き抜く意思はあるのだがそれはとても前向きなものとは言えずただ奪い殺す事でこの世に復讐すると言うもの。大坂の陣が始まり飢は生きる為殺す為豊臣方に浪人の一人として参加する。剥き出しの暴力を奮い敵を屠る飢に後藤又兵衛の目が留まる。又兵衛は死ぬ為に戦い飢は生きる為に戦う。最後は復讐の為に生きてきた飢に呑み屋の娘菖蒲の為に生きるという心が芽生え明日へ向かい歩き出す。

Posted by ブクログ

2016/11/18

まさに、タイトルの通り「大坂の陣」異聞 総大将として、家康や秀頼の名前はでてくるが、主だった武将として登場するのは 後藤又兵衛。 有名どころと言っても、結局は浪人。 そして、主人公は 関ヶ原の落ち武者に無理やり孕まされた鬼子。 生まれた時から、みなに疎まれ、蔑まれる鬼子。 しかし...

まさに、タイトルの通り「大坂の陣」異聞 総大将として、家康や秀頼の名前はでてくるが、主だった武将として登場するのは 後藤又兵衛。 有名どころと言っても、結局は浪人。 そして、主人公は 関ヶ原の落ち武者に無理やり孕まされた鬼子。 生まれた時から、みなに疎まれ、蔑まれる鬼子。 しかし、その鬼子が滅びゆく豊臣方の老武者の中、生きていく道を掴んでいく。 決して派手さは無い。 有名武将も出てこない。 しかし、そういう生き方をした無名の武士、いや、武士とも呼べない兵士たちの生き様が、この時代には確かにあったのだろう。

Posted by ブクログ

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