商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 勁草書房 |
発売年月日 | 2016/08/01 |
JAN | 9784326154388 |
- 書籍
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情報社会の〈哲学〉
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情報社会の〈哲学〉
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商品レビュー
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【由来】 ・お師匠の紹介。しかも、お前向きと言って貸してくれた。 【期待したもの】 ・ ※「それは何か」を意識する、つまり、とりあえずの速読用か、テーマに関連していて、何を掴みたいのか、などを明確にする習慣を身につける訓練。 【要約】 ・ 【ノート】 ・ 【目次】
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「情報社会」は諸<メディア>が構成する閉じたシステムである。「情報社会」の底流で蠢いているもの、それは、「インターネット」というメディア技術を軸に自己組織化する<ネットワーク>というメディア・システムである。(p.ii) マルクハーンの考えるような「地球村」は現時点で出現していないし、おそらく今後も出現しないはずである。なぜならメディアは一般的に言って、「融合」と同時に「分断」と「差別化」をも果たすからである。電話というメディアは単に人と人とを<つなぐ>技術ではない。それは、「いつでも電話で話せるから」という理由で人と人とを<切り離す>技術である。またある人と<つながる>とは、その人を選別したということであり、したがってそれ以外の人を<排除>したことを意味する。(p.33) 顰蹙を買うことを承知で敢えて挑発的な比喩を使うならば、ビッグデータとは “ゴミの山”である。より比喩の精度を高めるとするならば、時々刻々生成され増殖し続けるそれは “生ゴミ”である。そして「データマイニング」とは、こうした“生ゴミ”の山の中からレアメタルの如き「価値物」を探り当てようとする “ゴミ漁り”の営みにほかならない。(p.91) 「情報社会」とは、厳密な二者関係(=対面的相互行為)が成り立たない社会、濃密な “熱い”人間関係(=対幻想)に没頭できない社会である、と言い換えることもできる。(p.137) それは情報社会時代の資本主義が、これまで人間の専管的領域として機械化に抗ってきた “最後の砦”たるコミュニケーションまでが、<労働>と化し、しかもそれをロボットが代替することでコミュニケーションが<自動化>と、その結果としての非人称変化の途を驀地(まっしぐら)に突き進んでいることを意味する。(p.206) 石黒のロボットが人間相互のコミュニケーションのインターフェイスの役割を果たしていたのとは違い、ペッパーはAIと人間とのコミュニケーションのインターフェイスである。この点が石黒のロボットとペッパーの決定的な違いである。(p.216) 情報社会が指し示す方向は「人間」の相対化、ないしはM・フーコーが言うのとはまた異なった意味での「人間の終焉」である。(中略)もはや、人間のみが “主体性”や<自立=自律>性の特権的所有を誇る理由はどこにもない。そしてそれこそが「ポスト・ヒューマン」の語によって本来指し示されるはずの事態なのである。(p.225)
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日本のSNSが世界標準を取れなかったのは、そのサービスが世界接続性を本質とする社会ではく、閉鎖的な共同体を、しかも特殊日本的な村社会をモデルとしていたから。
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