商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 集英社 |
| 発売年月日 | 2016/09/16 |
| JAN | 9784087454987 |
- 書籍
- 文庫
明智小五郎事件簿(Ⅴ)
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明智小五郎事件簿(Ⅴ)
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商品レビュー
4
13件のお客様レビュー
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洋子さん可哀想過ぎなんだが・・・ 初めてちゃんと読んだ明智小五郎シリーズでいきなり奥さん出てきて舞台版「黒蜥蜴」全否定なのがちょっと面白かった
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- ネタバレ
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展開や伏線の破綻もなく、かなり面白かった。ただ、最初の福田得二郎殺害だけは、同居していたわけでもない犯人がどうやって実行できたのか謎。 作中の日付に一部混乱があるような気がする。 p54で、今日が11月17日と聞いて明智が「僕が上野駅に着いたのは18日の晩だから、まる一日眠っていたわけですね」と答えるのは明らかにおかしい。 明智が上野駅に着いたのは、福田殺害が行われたのと同じ日(の殺害時刻より前)なので、17日(紙切れ「三」の日)の夜であり、これはそれまでの記述から明白。 そこから誘拐されて丸一日眠ったとすれば、船を脱出したのは18日の夜となる。しかし、p73には「翌々日19日の朝」に明智溺死の新聞記事が出たという記述や、「18日午後4時ごろ」に溺死体が発見されたという記述があり、18日夜脱出と矛盾する。溺死体の発見が19日、新聞記事が出たのが20日の間違いであれば筋は通る。 一方、新聞記事関連の記述が正しいとすると、明智が丸一日眠ったとするのが間違いで、誘拐されて数時間眠った後、17日夜のうちに脱出していたことになる。 巻末の「明智小五郎年代記」には、「東京駅に戻り誘拐されたのが、16日でした。船の上でとらわれの身になって目を覚ましたのが17日」とあるが、16日=紙切れの数字「四」の日であり、「三」になる前日に既に明智を呼び出していることになるのでおかしい。 後の「少年探偵団」シリーズの原型となるような描写が随所にあって面白い。例えば、誘拐された明智が壁にかかった道化の顔と会話し、その後脱出して船から逃げる場面は『仮面の恐怖王』でそのまま使われているし(本作では文代の助けによって逃げおおせるのに対し、『仮面の恐怖王』では自力で脱出しており、明智のスーパーマン度が増している笑)、時計塔の針に首を切断されそうになる場面は『塔上の奇術師』で使われている。また、犯人のピストルの弾があらかじめ抜いてあったり爆薬が水浸しになっていたりするのは、怪人二十面相との対決でお馴染みのパターンである。 解説(大槻ケンヂ)が楽しい。旧「少年探偵団」シリーズの後半巻で大人乱歩に出会ってしまった小学生のトラウマの話には爆笑しつつも深く共感。殺人の前に笛が聞こえる場面や、遺体に菊の花びらが散らしてある場面は本当に怖くて、大人になるまで覚えていたもんなあ。 (2026.7.30)
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明智小五郎の事件を事件発生順に並べたシリーズ。『魔術師』は1928年11月5日から1929年4月半ばの出来事です。 明智小五郎30代後半で、住居は御茶ノ水のアパートにお引越ししました。 === 明智小五郎は素人探偵といっても、探偵の看板を出して生活をしているわけではない。つまり...
明智小五郎の事件を事件発生順に並べたシリーズ。『魔術師』は1928年11月5日から1929年4月半ばの出来事です。 明智小五郎30代後半で、住居は御茶ノ水のアパートにお引越ししました。 === 明智小五郎は素人探偵といっても、探偵の看板を出して生活をしているわけではない。つまり、依頼を受けているわけではなく、好きで事件捜査をして解決が楽しいのであり、犯人逮捕は興味ない(今までも言ってたことではある)。 …でもそれならどうやって生計立ててるの!?パトロンが数人いるのか!?(←それは金田一耕助) 今度の事件は『蜘蛛男』事件から引き続く。この事件にさすがに疲れた明智小五郎は、湖畔のホテルで休養することにした。ここで知り合ったのが、宝石商の娘で女学校出たばかりの玉村妙子お嬢さん。 その妙子さんが東京に帰ったあとに探偵の依頼がきた。妙子さんの叔父の福田氏の締め切った寝室に奇妙な書き置きが届くというのだ。そして明智小五郎と旧知の浪越警部も、実際に事件が起きていないのだからまずは明智くんに相談ということを推奨したのだ。 しかし数日後、恐ろしくも不可解な事件が起きて…。 あれ?依頼を受けた明智小五郎はどうした?なんと東京に帰った途端に犯人一味に誘拐されていたのだ!これには江戸川乱歩も「事件も起きる前のことで、明智小五郎に抜かりがあったわけではない」と読者に念押し・笑 明智小五郎を捕まえたのは「魔術師」と呼ばれる玉村家に恨みを持つ男だ。数名の手下と、自分の娘の文代を使って、玉村家への恐ろしい復讐を企んでいるのだ。だが捉えられた明智小五郎を助けたのが、その犯人・魔術師の娘の文代さんだった。 この後魔術師は、玉村家に対して世間に見せつけるような残虐な犯罪を繰り返す。彼が魔術師と呼ばれるのは、不気味な予告状を出してきて、密室へは出入り自在で、観客の前で残虐ショーをやってみせ、死体は衆人の前に見せつけて、そして明智小五郎に追い詰められても逃げ延びてみせる。 ここでまた江戸川乱歩が明智小五郎を庇う記述を・笑。 探偵小説作家って大変ですね。派手な事件を起こすためには犯人に活躍させなければいけないけれど、それだと探偵がお間抜けになってしまう。そこで江戸川乱歩はちょこちょこと「一般市民に大人気の素人探偵」「今回は彼の落ち度ではない」「明るく快活な性質」などとフォロー入れてきてます・笑 そう、明智小五郎って健全な雰囲気なんですよ。すると江戸川乱歩の淫靡で装飾された残虐性、血みどろ、SM行為、怨念などはちょっと合わないところが(^_^;) しかも今回は、自称「40歳近い」明智小五郎に恋の予感があります、それも二人!? 一人は静養地で出会った玉村妙子さん。明智小五郎は一人で「相手はご令嬢だ。自分が手に届くはずがないだろう。しっかりしろよ、自分。」などと煩悶したりする・笑 それが事件が始まってからは悪党一味の文代さんに恋心を感じちゃう。しかも恋心を自覚したのが惨殺死体の前なんです(^_^;) 文代さんも、父なりの恨みがあるとは言えあまりの残酷な行為に耐えられなくなり、明智小五郎を頼りとする。明智小五郎、またしても「しっかりしろよ自分!相手は悪者の一人娘だぞ。」などと自戒する・笑 ついに魔術師は玉村家への恨みの内容を知らせ全面攻撃を仕掛けてきて、文代さんは父・魔術師の元を飛び出してくる。 魔術師対明智小五郎も最終局面を向かえ、さらなる意外な事実が判明するのだった。 === 私はこれ読んだ記憶があります。あとがきで大槻ケンヂが書いているように、ポプラ社江戸川乱歩シリーズでは「大人向け小説を子供向けにリライトした」ものがあるようなのでそれで読んだのだろう。私の記憶ではここまで血みどろだはなかったんだけどなあ…むしろ子供はそういう描写気にならないのかも。
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