たもんのインドだもん コーヒーと一冊9

矢萩多聞(著者)

• 販売会社／発売会社: ミシマ社
• 発売年月日: 2016/09/01
• JAN: 9784903908816

商品レビュー

2022/02/05

まず装丁が良い。

「コーヒーと一冊」というブランドの一冊らしい。確かにコーヒー数杯あれば読み終えられるちょうどいい長さ。

なんだかんだでインドは嫌いではないのでインドめいたものをついつい読んでしまう。

時間を守らないけど全く悪びれないインド人。
やたらと距離が近いインド人。
話大好きなインド人。
仕事がマイペースすぎるインド人。
ご飯がからいインド人。
英語に割とくせがあるインド人。

自分の体験と照らし合わせて色々と思い起こされる。
良い面でもあり、悪い面でもある。

読んでて一つ新しく気づいたのは、インドでの人混みは特に不快ではなかったけど、日本の人混みはなんか嫌だなぁということ。
何が違うんだろう。

2019/09/11

「あなたの皿はあなたの宇宙よ。」

おおらかでスキンシップが多くて歌が大好きなインドの人々との思い出話が詰め込まれたほっこりエッセイ。

2017/11/27

2016.10月。
毎日、日本の限られた街の限られた場所で、同じように生活していると、大きい広い遠い目を忘れてしまう。どんどん近眼になって縮こまってくる。そういう時に本がすっと入ってきて教えてくれる。自分の興味の外から入ってくる本もたまにはいい。職場の人に借りた多聞さんのインド話は自分とは全く違う価値観の世界。しかし文化は違うが同じ人間。バリバリの体が心がふっとゆるんだ。