1,800円以上の注文で送料無料

宗教を物語でほどく アンデルセンから遠藤周作へ NHK出版新書493
  • 新品
  • 書籍
  • 新書

宗教を物語でほどく アンデルセンから遠藤周作へ NHK出版新書493

島薗進(著者)

追加する に追加する

宗教を物語でほどく アンデルセンから遠藤周作へ NHK出版新書493

946

獲得ポイント8P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 NHK出版
発売年月日 2016/08/01
JAN 9784140884935

宗教を物語でほどく

¥946

商品レビュー

4.2

7件のお客様レビュー

レビューを投稿

2022/06/29

序 章 宗教は物語のなかにある――人は「四つの限界」の前にたたずむ 第一章 「死」を超える  一)永遠のいのちを求めて…アンデルセン『人魚姫』  二)死の影を脱する…マクドナルド『軽いお姫さま』  三)無限のいのちの恵みを知る…宮沢賢治『なめとこ山の熊』 第二章「弱さ」と向き合う...

序 章 宗教は物語のなかにある――人は「四つの限界」の前にたたずむ 第一章 「死」を超える  一)永遠のいのちを求めて…アンデルセン『人魚姫』  二)死の影を脱する…マクドナルド『軽いお姫さま』  三)無限のいのちの恵みを知る…宮沢賢治『なめとこ山の熊』 第二章「弱さ」と向き合う  一)弱さを認め︑還る場所 …『新約聖書』「放蕩息子の帰還」と『法華経』「長者窮子のたとえ」  二)自由と責任を学ぶ途  …キングスレイ『水の子陸の子のためのおとぎばなし』  三)心の空白にもがく…トルストイ『イワン・イリッチの死』  四)猫とともに歩む…西加奈子『きりこについて』 第三章「悪」に向き合う  一)罪と悔い改めの道…『観無量寿経』『大菩薩涅槃経』、阿闍世王の物語  二)救いを信じられるか?…倉田百三『出家とその弟子』  三)悪の自覚とともに生きる…武田泰淳『ひかりごけ』  四)殺意の奔流に抗して…星野智幸『呪文』 第四章「苦難」を受け止める  一)去りゆく者の慈しみ…深沢七郎『楢山節考』  二)魂の輝きに言葉を…石牟礼道子『苦海浄土―わが水俣病』  三)すべての祈りを包む河…遠藤周作『深い河(ディープ・リバー)』 終 章 重なり合う宗教と物語の力――現代文学のなかの宗教 感動の源泉にあるもの 死を超えるのは希望か絶望か 想像力とは何か 信じることと手を切れるか

Posted by ブクログ

2021/08/09

100万回生きた猫から人を愛する心、マッチ売りの少女から生と死、などいくつかの物語からキリスト教、仏教、他様々な宗教観が語られている。 前半は知っている物語が多く、なるほど、そんな見方もあるのか、と興味深かったが、後半はマイナーな本が多く、本の要約を読んでいる気分だった(それもそ...

100万回生きた猫から人を愛する心、マッチ売りの少女から生と死、などいくつかの物語からキリスト教、仏教、他様々な宗教観が語られている。 前半は知っている物語が多く、なるほど、そんな見方もあるのか、と興味深かったが、後半はマイナーな本が多く、本の要約を読んでいる気分だった(それもそれで面白かったが)。

Posted by ブクログ

2017/09/05

筆者の島薗さんは小説への造詣が深い。 古い小説から新しい小説まで、日本、海外、子供向け、大人向け、様々に、バラエティー豊かに紹介されていることがうれしく、飽きない。 紹介文に、各小説への愛を感じる。 この本を読むと、 (言われてみれば、当然だけど)宗教と物語は非常に近い関係にあ...

筆者の島薗さんは小説への造詣が深い。 古い小説から新しい小説まで、日本、海外、子供向け、大人向け、様々に、バラエティー豊かに紹介されていることがうれしく、飽きない。 紹介文に、各小説への愛を感じる。 この本を読むと、 (言われてみれば、当然だけど)宗教と物語は非常に近い関係にある。 ということがよく分かる。 宗教とは、人が生きる上での苦難に対して、なんとか生きていけるように、寄り添ってくれるものだと思う。(人は一人では弱くて生きられないので、寄り添って、支えてくれるものがあれば、生きていける。) 物語は、読者が自分と違う登場人物と同化し、物語世界を疑似体験することで、今の囚われている自分から解放され、物語のもっている何か(物語の本質)に触れることができる。 宗教を説明する際、論理的に効果などを説明するのよりも、ほかの人のストーリーとして話した方が、聞いている人に、より分かりやすく、「本質的な何か」を伝えられるのだと思う。なので、聖書は物語の宝庫なのだと思う。

Posted by ブクログ

関連商品

同じジャンルのおすすめ商品

最近チェックした商品