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僕たちの戦争 新装版 双葉文庫
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僕たちの戦争 新装版 双葉文庫

荻原浩(著者)

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僕たちの戦争 新装版 双葉文庫

834

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 双葉社
発売年月日 2016/08/07
JAN 9784575519112

僕たちの戦争 新装版

¥834

商品レビュー

3.9

22件のお客様レビュー

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2025/07/12

フリーターが戦時下へ! 帝国海軍航空隊員が現代へ! 過去を知る者と、未来を知った者。 瓜二つの二人がタイムスリップして入れ替わる物語。 タイムスリップは偶然なのか?必然なのか?  戦争をテーマにした話ではあるけれど本書は重苦しさを感じさせない。 主人公の健太(フリーター)は「根...

フリーターが戦時下へ! 帝国海軍航空隊員が現代へ! 過去を知る者と、未来を知った者。 瓜二つの二人がタイムスリップして入れ替わる物語。 タイムスリップは偶然なのか?必然なのか?  戦争をテーマにした話ではあるけれど本書は重苦しさを感じさせない。 主人公の健太(フリーター)は「根拠なしのポジティブ」思考で楽観主義者なので物事を明るい方向に切り替えてしまうのと、ちょっとおバカキャラなので周りを明るい雰囲気にしてしまう。 能天気過ぎて「それはないだろ!」とイラっと来る場面も。 もう一人の主人公吾一も現代と戦時下のカルチャーショックを受けている様子がコメディタッチで描かれていて、無理して現代の言葉を使うシーンとか使い方が全然違ったりしていて思わず笑ってしまう。 現代と戦時下の出来事とギャップを交互に描写することにより、平和と戦争の悲惨さがより理解しやすく描かれていて、特に渋谷での吾一のこの言葉には心に重くズッシリときた。 自堕落な感じの若者や喧騒な街並みを見て、 「これが自分達が命を捨ててまで守ろうとしている国の50年後の姿なのか!」とかなり悪い方にショックを受けてました。 吾一と同じ年齢の若者達が戦争の事などまるでなかったように忘れてしまっている姿に、今私達の平和は先人の犠牲のもとに今の平和があるのを忘れてはならないという著者のメッセージのようにも思います。  本書の物語のなかだけでなく実際にも行われていたのだろうと思われる理不尽な命令や罰則には心が痛みます。 下司官の憂さ晴らしとしか思えない日常化した暴力の正当化や、日本の降伏後の上官命令による無駄な戦闘と特攻隊への強制的志願。 たくさんの命が失われることに…。 何かあれば非国民、お国のため戦場で命を散らすのは名誉なことだという価値観とNOと言えない同調圧力。 命令する方は安全な場所で物見遊山。 大切な人を守りたいという気持ちを利用して。 誰を守るため、何を守るための戦争なのか? とても強い不条理さを感じます。 また、NOと言える社会作りには教育、選挙の大切さを感じました。 中盤までは途中少し中弛みしてしまうけど、それ以降は進撃ラッパの合図とともに怒涛の快進撃、物語に没頭してページをめくる手が止まらない。 結末は読み手の想像に委ねる形でモヤモヤが残りますが、いろいろな結末が想像できて面白いから、これもアリかなと思う。 疑問に思ったのは何で結末を委ねる形にしたのか著者の思いが知りたいかな。 戦争の悲惨さを忘れてはいけない 同じ過ちを繰り返さないように 戦争を知ることが平和へのだい一歩

Posted by ブクログ

2025/05/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

二人がお互いの時代にタイムスリップしてしまい、元に戻る方法を探しながらそれぞれの時代で必死に生きる物語。 交互に読み進めるが、自分も健太と吾一に身を置き換えて読んでしまった。 健太の方は、大変な時代だったことがとても伝わってきた。 吾一の方は、セブンイレブンやテレビ、電子レンジ、ケンタッキーなどの独特な表現がとても面白かった。 ラストは想像と違ったが、なかなかよかった。

Posted by ブクログ

2023/04/29

タイムスリップにより、野放図な生活から一変して戦争の渦中の予科練兵になった健太が、1年ほどでその環境に馴染み最後は特攻するまでになる。 人は時代に沿って生きるもので、その時の環境や価値観が人を創り出すのだろう。 そして、戦争は起こしてはならないけれど、家族のため、愛する人のために...

タイムスリップにより、野放図な生活から一変して戦争の渦中の予科練兵になった健太が、1年ほどでその環境に馴染み最後は特攻するまでになる。 人は時代に沿って生きるもので、その時の環境や価値観が人を創り出すのだろう。 そして、戦争は起こしてはならないけれど、家族のため、愛する人のために避けられない戦いもあるんだ。太平洋戦争で戦われた多くの方々もそうであったと思う。 荻原さんは、ユーモアを交えながらもそのことを伝えたかったんじやないかな・・・。 先人が命を賭して残してくれた日本という国を大切にしたい。

Posted by ブクログ