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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 汐文社 |
発売年月日 | 2016/06/01 |
JAN | 9784811322544 |
- 書籍
- 児童書
かっぱ
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かっぱ
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商品レビュー
3
11件のお客様レビュー
遠野の川には、河童が多く棲んでいる。 他の土地と違って、遠野の河童は赤い。 馬に取り憑いた河童が厩に引きずられ捕まったが、悪さをしないという約束をさせて放してやる。 だが河童は、相沢の滝の淵に移り住み、上郷村の娘が産んだ子は、全身真っ赤で、口が大きかった。 河童の子は、育てら...
遠野の川には、河童が多く棲んでいる。 他の土地と違って、遠野の河童は赤い。 馬に取り憑いた河童が厩に引きずられ捕まったが、悪さをしないという約束をさせて放してやる。 だが河童は、相沢の滝の淵に移り住み、上郷村の娘が産んだ子は、全身真っ赤で、口が大きかった。 河童の子は、育てられないと村外れに捨てに行く。 いや、捨てるより見世物小屋に売れば金になるだろうかと振り向いた時、もう赤ん坊は消えていた。 見つかれば、近くの村の淵を移動して…そうしながら河童は今もどこかに潜んでいるのだろう。 実家のある四国も池や沼があり、カッパに注意の木の札がフェンスにくくりつけてあったことを思いだした。 カッパが危険ではなくて、入るな!ということを注意したかったのだろうと思う。
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ご存知 柳田國男の原作を京極夏彦が文章を書き直した絵本。 絵と相まっておどろおどろしい感じが伝わってくる絵本。カッパは赤かったのだ。 自分も小学生の時、担任の先生がよく多摩川にはカッパが住んでて、泳いでる子供がおそわれるから泳がないように、と話してくれたので怖かったのを覚えている...
ご存知 柳田國男の原作を京極夏彦が文章を書き直した絵本。 絵と相まっておどろおどろしい感じが伝わってくる絵本。カッパは赤かったのだ。 自分も小学生の時、担任の先生がよく多摩川にはカッパが住んでて、泳いでる子供がおそわれるから泳がないように、と話してくれたので怖かったのを覚えている。川の事故が多いので話されたのだと思うが、私は信じていた。その話を思い出してしまった。なつかしい。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
原作:柳田国男、文:京極夏彦、絵:北原明日香。原作は「遠野物語」の55~59のうち57→59→58→56がこの絵本にあたる部分。河童は緑色というイメージが強いが遠野の河童は赤いらしい。ある時、馬にいたずらをし、人間に捕まり殺されそうになったが、「今後村の馬に悪さはしません」という約束をさせられ解放されたが、河童は村をさり別の村に移り住んだという。遠野物語拾遺の178には詫びの証文を書き残していったという話も残っている。遠野以外にも河童の話は残されているのでなにかしらいたのではないかと思う。そう思っていたほうが面白そうである。
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