餃子バンザイ！ 名店・老舗、チェーン店から各地の名物餃子まで食べ歩き“餃子エッセイ"！

今柊二(著者)

• 販売会社／発売会社: 本の雑誌社
• 発売年月日: 2016/06/23
• JAN: 9784860112868

商品レビュー

2018/08/20

暑い夏にラーメン＆餃子、チャーハン＆餃子、焼きそば＆餃子、それに瓶ビールか生ビール、こたえられないですね(^-^)　夏に限りませんが(^-^)　今柊二　著「餃子バンザイ！」、２０１６．６発行。名店・老舗、首都圏、全国、チェーン店の区分で紹介されています。名店は蒲田、神保町に多いんですね。首都圏では拙宅の近く「ぎょうざの満洲」がエントリーしてましたｗ。チェーン店では、日高屋、バーミヤン、餃子の王将、リンガーハットなどが紹介されています。店の地図や電話番号は記載されてないので行く前にチェックが必要かも。

2016/10/18

定食評論家・今柊二氏による餃子評論。

僕は定食にはそれほど強い関心がないが、餃子は違う。僕が好きな食べ物を知人に聞けば餃子と答える人は多いだろうし、餃子購入額日本一に輝く都市に住みながら、その平均額の数倍(数十倍かも)を平らげている。

本書もさすがに東京のネタが多いけれど、地方都市辺もある。地方の中でも宇都宮が3回、我が浜松は2回(静岡市もいれると3回)の掲載で、やはり地方餃子としてハッキリとした地位が築かれているのがわかる。とはいえ、それ以外は札幌、仙台、大阪、京都、兵庫だけしか載ってないのだが。餃子好きなら博多(渋谷で代用してるが)や高知に行かんとね〜。

で。浜松で紹介されている店のうち一つは、「餃子定食」、そう、定食力も高い店として紹介されている。で、実際のところ餃子の紹介はほんのちょっとしかない。僕としてはここの餃子力はそれほど高くないと思っているが、著者もそれを嗅ぎ取ったのだろう。そのあと浜松でもう一軒行くのだが、すでに定食を平らげているにも関わらず、明らかにこちらの餃子が美味しかったであろう描写。僕もそう思う。

てな具合に、嗜好の近さがわかるということは、行ったことのない店の紹介も信ずるに足りるということだろう。

チェーン店の紹介も確かだ。今(全然別件で)話題の幸楽苑も登場する。ああ、もうなんでもいいから餃子が食べたくなる。もう2日も餃子食ってないもんな〜。近頃は水餃子が好きだ。本書にも「水餃子との出会い」なるコラムがある。「餃子がいかにしておかずとなったか？」というコラムを読んで、ようやく定食評論家が餃子を語る価値を見いだせた。餃子の愛し方は違えども、餃子という点の上で交差する、そんな気分。