商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 宝島社 |
| 発売年月日 | 2016/07/06 |
| JAN | 9784800256638 |
- 書籍
- 文庫
アリアドネの弾丸 新装版
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アリアドネの弾丸 新装版
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商品レビュー
3.9
16件のお客様レビュー
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東城大学医学部附属病院に最新のMRI-コロンブスエッグが導入された。が、その内部で担当技術者が怪死を遂げる。死因不明のまま事件性なしと処理されてしまった。一方、新規に立ち上がったAiセンターのセンター長に抜擢された田口は、とんでもない面倒を押し付けられたと嘆く。副センター長の一人元警察庁刑事局局長北山と、オブザーバーの宇佐美は、このAiセンターを取っ掛かりに東城大学自体を葬り去ってやろうと画策していた。医療に対する司法の絶対的優越を固守せんがためだ。その北山がコロンブスエッグ内で射殺された。犯人は高階病院長で、収賄容疑で逮捕されたことに抵抗した挙句の犯行とされた。事件直後に捜査員がなだれ込むなど、ほぼ現行犯逮捕の状況下であったことに加え、高階の手に硝煙反応が残っていたことが決定打となった。 病院長の汚職及び殺人など一大スキャンダルが報道されてしまえば、大学病院はひとたまりもない。警察の強制捜査は3日後とデッドラインを突きつけられる。72時間以内に冤罪を晴らさなければならない。厚労省役人の白鳥が北山射殺に秘められたトリックに挑む。 コロンブスエッグは強力な磁場内にあるため、拳銃を放てば弾丸は頭部を貫通して機器に当たり大爆発を起こす。故に高階による射殺は不可能と断言。事実は、パチンコと磁力のダブルミックスパワーで弾丸を北山の脳幹部に留め、爆発危機を回避しながらの射殺体演出。末期癌の北山による大学潰しの執念をかけた自殺であり、宇佐美はその幇助だった。 白鳥はさらに宇佐美による技術者殺害をも暴く。彼がMRIシステム内にバグとして遺したダイイングメッセージが宇佐美の犯行を物語っていた。宇佐美から機器に関ししつこく質問されたことから、彼らの不穏な企みに感づき、こっそりとバグを仕込んでおいたのだ。 観念した宇佐美は自殺。警察権力による医療潰しの謀略はひとまず頓挫することになった。 とにかく最後まで淀みなくイッキ読みできる。一癖も二癖もある強烈なキャラ達がコミカルに繰り広げる舌鋒合戦には心の底から恐れ入った。 医療に対峙する司法の野心もあからさまな暴走という社会の暗黒面をテーマに取り上げつつも、決して読者を尻込みさせず、深刻さを煙に巻く勢いで盛り上げてくるキャラ達の活躍ぶりに目が離せない。お陰で医療と司法の相容れぬ関係という現代社会の隠れた問題が見事なエンタメとして浮き彫りにされた。 それにしても、作者の文章力には目を見張る。よくぞここまで滔々と言葉が紡ぎ出されてくるものだと、感服せずにはいられない。その上知識量がハンパない。医療専門知識はいうに及ばず、古今東西縦横無尽に取り上げた知識教養雑学の類に至るまで、よくもまあ散りばめてくれたことよと、ただただ唖然とするばかりだ。そもそも題名から惹かれて本書を手に取った。通常は「アリアドネの糸」という。迷宮脱出の道しるべが転じて難問解決の取っ掛かりになったギリシャ神話由来の故事成語だが、それが「糸」ならぬ「弾丸」ときたものだから、俄然食指が動いたのだ。シリーズ物中盤と知っててなお読ませる本格エンタメミステリー。さっそく第一弾のバチスタから読み始めようと今から期待に胸疼くばかりである。
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前半やや難しかったけど、推しの白鳥さん(ちゃらんぽらんに見えて頭のいい人が大好き)が出てきてからはとても楽しく引き込まれた。上巻の終わりが良くて次が気になる。
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時系列で読んでいます。ドラマ化されたようです。 推理小説っぽくて面白かった。一気に読んでしまった。 附箋 ・ショスタコーヴィッチの、華やかな、しかし憂いを含んだシンフォニー 第五番 革命 ・俺は引かれゆく仔牛のようにドナドナのメロディを口ずさみながら、白鳥の後をついていった。 ・...
時系列で読んでいます。ドラマ化されたようです。 推理小説っぽくて面白かった。一気に読んでしまった。 附箋 ・ショスタコーヴィッチの、華やかな、しかし憂いを含んだシンフォニー 第五番 革命 ・俺は引かれゆく仔牛のようにドナドナのメロディを口ずさみながら、白鳥の後をついていった。 ・自作解説より 初稿はロンドンで完成した。この作品を読み返すと、クィーンの「ボヘミアン・ラプソディ」のスカラムーシュのフレーズが甦る。 ・文庫版のいいわけの追加 私はどの作品も単独で読んで支障がないように心がけて書いている。私はオペラの造詣は浅いが、かつてウィーンに行った時、オペラホールに飛び込みで通った。ダントツに面白かったのがモーツァルトの「魔笛」だった、筋も何もわからないが面白かった。素養が皆無に近い私でも楽しめた。私は「魔笛」をめざして書いている。よく知らなければダメなどと言って、敷居を勝手に上げるのは控えて欲しい。
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