商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2016/06/01 |
JAN | 9784006003449 |
- 書籍
- 文庫
源氏物語と日本人 紫マンダラ
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源氏物語と日本人 紫マンダラ
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商品レビュー
4.2
7件のお客様レビュー
(講談社+α文庫)の方を読みました(2003年10月20日発売) 内容は、ほぼ同じようです。 https://booklog.jp/item/1/B00EHCTUXU
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臨床心理家としての河合隼雄の見た源氏物語 紫式部が自分の中にある異なる性格、 すなわち、娘、妻、娼、母としての自分をみつめ それを光源氏という存在を中心に用いることで マンダラ様に配置したのが源氏物語だと分析している。 そして例えば、妻としての葵上、娘としての明石の姫君、娼とし...
臨床心理家としての河合隼雄の見た源氏物語 紫式部が自分の中にある異なる性格、 すなわち、娘、妻、娼、母としての自分をみつめ それを光源氏という存在を中心に用いることで マンダラ様に配置したのが源氏物語だと分析している。 そして例えば、妻としての葵上、娘としての明石の姫君、娼としての六条御息所、母としての桐壺などと分析して、それぞれの個性について分析している。 (もちろん、微妙な立ち位置の藤壺とか、特別な存在の紫の上がいる) 完全に腑に落ちたわけではないが、なるほどと思った。 特に、光源氏の若いころの恋愛遍歴について、「昔男ありけり」的な発想で書かれていたのではないか、という点にはかなり納得してしまった。 つまり、光源氏という一個人を描いたのではなく、 こんな恋もあるよね、あんなのもあるよね、的な発想。 こう考えると、すごく気持ちも楽になるような・・。 それにしても、さまざまな人が、さまざまに想像できる 源氏物語って、本当にすごい作品だと思う。 紫式部は、やはり大天才だと思う。
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源氏物語 復習 その5 心理療法家の著者が読み解く源氏物語。紫式部が物語の中に展開した人間観・世界観を構図化し紫マンダラと称する。 文章は読みやすいし、構図化した人間関係など理解しやすい。源氏ハーレムの六条院の配置も理解でき、物語地図も助かります。 とはいえ、やっぱり、研究はお...
源氏物語 復習 その5 心理療法家の著者が読み解く源氏物語。紫式部が物語の中に展開した人間観・世界観を構図化し紫マンダラと称する。 文章は読みやすいし、構図化した人間関係など理解しやすい。源氏ハーレムの六条院の配置も理解でき、物語地図も助かります。 とはいえ、やっぱり、研究はお任せして、恋愛小説として楽しみます。
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