商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社 |
| 発売年月日 | 2016/06/20 |
| JAN | 9784103043539 |
- 書籍
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伯爵夫人
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伯爵夫人
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商品レビュー
3.3
31件のお客様レビュー
下品なエロ表現満載の戦争文学。しかし気品のある語り口と戦争というテーマと共に物語は進むため、数々の下ネタ達はなぜか緊張感をもち重厚感が漂う。この雰囲気は嫌いじゃない。 舞台は第二次世界大戦期。 伯爵夫人を筆頭にし、主人公を取り巻く数々の登場人物たちが織りなす物語は、現実感が...
下品なエロ表現満載の戦争文学。しかし気品のある語り口と戦争というテーマと共に物語は進むため、数々の下ネタ達はなぜか緊張感をもち重厚感が漂う。この雰囲気は嫌いじゃない。 舞台は第二次世界大戦期。 伯爵夫人を筆頭にし、主人公を取り巻く数々の登場人物たちが織りなす物語は、現実感が無く全体的に白昼夢めいている。その中で戦争というテーマは確固とした現実としてそこにあり、不穏に際立っていた。 本格的に市民を巻き込んだ戦争に突入する前の、豊かな日本の姿。猛勢で儚い一瞬を捉えた物語である。
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重みを感じさせながらもするすると進む文章、鉄製の馬車のような心持ち、読み心地。 妖しさと高踏と幼さと危うさを載せて、文章は走る。 ひたひたと近づく戦争の匂いを漂わせながら。 謎の「伯爵夫人」を見つめる二郎は、翻弄され幻の世界へ。 「胸もとから下腹にかけての思ったよりやわらか...
重みを感じさせながらもするすると進む文章、鉄製の馬車のような心持ち、読み心地。 妖しさと高踏と幼さと危うさを載せて、文章は走る。 ひたひたと近づく戦争の匂いを漂わせながら。 謎の「伯爵夫人」を見つめる二郎は、翻弄され幻の世界へ。 「胸もとから下腹にかけての思ったよりやわらかな肉の揺らぎを (後略) 」 赤黒いエロスと気品と下品とを同時に愛せるなら、じっくり賞味できる作品だと思う。 印象的な擬音も気に入った。ぷへー。 (氏の評論等よりもぜんぜん読みやすいよー)
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戦争に伴う狂気や悲哀もエロティックに伴う昂りや刹那的な快楽も、どちらも人間の内側から沸きいづるものであるにも関わらず、この物語を読むと、自分とは関係のない遠くのこととして感じさせられてしまう。 飲み込まれないための反作用か? 現実と虚構、内側と外側、自と他の判別がつかなくなる感...
戦争に伴う狂気や悲哀もエロティックに伴う昂りや刹那的な快楽も、どちらも人間の内側から沸きいづるものであるにも関わらず、この物語を読むと、自分とは関係のない遠くのこととして感じさせられてしまう。 飲み込まれないための反作用か? 現実と虚構、内側と外側、自と他の判別がつかなくなる感覚で巡っていく物語であった。 もしかすると、大人になるというのは、この曖昧さを受け止めれるようになることかもしれない。 胡蝶の夢は、どちらの状態もあるがままにリアルとして受け入れないといけないのかもしれんな。
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