商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2016/06/21 |
JAN | 9784120048586 |
- 書籍
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少女は花の肌をむく
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少女は花の肌をむく
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商品レビュー
3.4
19件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
僕自身早生まれでもあって、精神的な発達も遅く、小学校の高学年から、女子がどんどん変わっていってしまって、何を考えているのかさっぱりわからなくなり、ちょっと遠い存在に感じていたことを思い出した。 この作品で、少女たちの世界がとてもリアルに描かれている一方で、僕の知っていた女子はいったいどうだったのだろうとも思う。クラスにはちょっとかっこいい出木杉君のような男子がいて人気があったけれど、彼をめぐってこんなかけひきがあった気はしない。女子の注意はどちらかというと、テレビの中のアイドルのほうに主に向かっていたような記憶がある。かしこくて委員長タイプの女子が力を持っていて、うまくクラスを回してくれていたからかもしれない。おだやかなクラスの人間関係の中で、一歩ひいたところにいて、本の世界と中学受験に没頭できていたのもそのせいなんだろう。 こんな世界を描ける朝比奈さんは、子どもの頃、みなを観察してこんなふうに分析していたのかなと思う。ちょっとしんどそうだ。 後半突然20歳の世界に進む。サークルの男女差別的な待遇に疑問を持ちながらもそれに適応していっている阿佐に、野々花が批判を述べる、というエピソード。 こういう風景って今でもあるのか不思議。時代設定は現代のように思われるけど、柚木麻子が『早稲女・・・』で書いてた話は彼女自身が大学生だった頃の印象だったんだが、今でも残っているのかなあ。年齢自体は柚木さんが81年生まれ、朝比奈さんは76年生まれ(ちなみに私は70年生まれ)。僕自身が大学生の頃、はじめはいっていた京大の男子と近隣女子大の女子でできているサークルにはこういう雰囲気があって、そこではまさに京大の女子は「早稲女」的扱いを受けていた。 僕はなんかそれになじめず京大の内部の男子・女子だけのサークルに移っていったんだけど、女子の大学進学率が高まった今、きっとこういう男女差別はだいぶ珍しくなっていそうなんだけど、違うんだろうか。 こういうものが許せない野々花が、ヤリマンと批判されても屈しないという性格に描かれている、キャラクターの造形の対立構造みたいなものは納得できるのだけれど、その心情があまりよく理解できないのは僕が内心そうした女性を認めたくないからなのか。美人の女の子は、まわりから言い寄られることがあまりに多いので、男性に対する警戒心が高いはず・・・という定型的な見方から逃れられないからなのか。
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小学校で同級生だった少女達が、年を経て20才に成長。10才と20才、その時どきの心の移り変わりや考え方の違いを描いたお話。 1人ぼっちになることを何よりも恐れて、常にまわりの動向に目を光らせている少女に、芸能人のように美しいADSD 気味の少女、まわりから「変人」と扱われていつ...
小学校で同級生だった少女達が、年を経て20才に成長。10才と20才、その時どきの心の移り変わりや考え方の違いを描いたお話。 1人ぼっちになることを何よりも恐れて、常にまわりの動向に目を光らせている少女に、芸能人のように美しいADSD 気味の少女、まわりから「変人」と扱われていつも1人でいるこれまた発達障害のある少女。 ラストがちょっと変な感じ、現実はこんなものなのかな?他の二人は良いにしても、野々花のラストはこれでいいのか?春太はこれでいいのか?
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小学校時代から振り返り 大人になった20代 それぞれ考え方は違うけどなぜか今は仲良しでいる女子 ちょっと設定が無理な気がするなあ。
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