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蛇行する月 双葉文庫
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蛇行する月 双葉文庫

桜木紫乃(著者)

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蛇行する月 双葉文庫

590

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 双葉社
発売年月日 2016/06/16
JAN 9784575518948

蛇行する月

¥590

商品レビュー

3.9

76件のお客様レビュー

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2024/08/12

釧路の高校で同じ部活に籍を置いていた女生徒たち。 彼女たちは人生の中でそれぞれに響きあい、またそれぞれの人生に帰っていく。 ときに励まし合い、ときに羨み妬みながら、お互いを確認することで自分を省みる。 こういうのって私の時代の若いうちは女友達にありがちだったわーと思いながら読ん...

釧路の高校で同じ部活に籍を置いていた女生徒たち。 彼女たちは人生の中でそれぞれに響きあい、またそれぞれの人生に帰っていく。 ときに励まし合い、ときに羨み妬みながら、お互いを確認することで自分を省みる。 こういうのって私の時代の若いうちは女友達にありがちだったわーと思いながら読んでいたけど、男性陣にはないのかな。 仲良くしていて、相手を嫌いなわけでもないのに、どこか自分より不幸でいることを願う汚さ。 それが嫌で気持ち悪くて、女友達が苦手だ。 今の子はきっとネットの発達でまた違った関係性になっているんだろうな。

Posted by ブクログ

2024/07/24

20歳以上離れた妻のいる男と、妊娠をきっかけに駆け落ちした順子を軸に 縁の女性たちの日常を描く短編集 全体的にどろりとした雰囲気で、曇天のイメージ。 どうとらえればいいのかわからず、何を伝えたいのかもわからず、不思議な作品でした

Posted by ブクログ

2024/07/03

桜木紫乃さんは五作品目 いつもどの作品にしようか、レビューを読みながら決めるのを楽しみにしている° ✧ (*´˘`*) ✧ ° 話は暗めなのだが、初めて読んで以来、著者の凍てつく北の大地の世界に時々戻ってきたくなるようになってしまった 著者が描く女達は、まるで極東の冷たい大地...

桜木紫乃さんは五作品目 いつもどの作品にしようか、レビューを読みながら決めるのを楽しみにしている° ✧ (*´˘`*) ✧ ° 話は暗めなのだが、初めて読んで以来、著者の凍てつく北の大地の世界に時々戻ってきたくなるようになってしまった 著者が描く女達は、まるで極東の冷たい大地にのように逞しく芯が強い そしてその周りにいる男達は頼りない 今作は六章に分かれていて、それぞれの語り手(女六人)がどの物語にも登場する”順子”と繋がっている そして今の”順子”のしあわせを確認したくなると同時に、自分と比べてみる 「私は、あの人(順子)よりしあわせ」 みんなそう思っていた しかし、妻子持ちの男と夜逃げして貧乏のどん底にいながら、一点のくもりもない「しあわせ」を笑顔で語る順子のまっすぐ過ぎる生き様に圧倒される 「今、わたし(順子)はしあわせ」 本当にそう思っているの? 前を向いて歩いていたい、自分が選んだ道を信じていたいの? 言葉にすることによって現実もそうだと思いたいの? そうしていないと心がポキッと折れてしまうのかもしれない 自分がしあわせかどうかはその人にしかわからない 何がしあわせかはその人によって違う 著者が描く女は強い 順子に戸惑い圧倒されながらも、自分なりにしあわせを掴みに行こうとする女達の姿も頼もしい 蛇行しながらも、女達は月のように輝いている.‎˖٭*

Posted by ブクログ

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