商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 光文社 |
発売年月日 | 2016/06/09 |
JAN | 9784334773120 |
- 書籍
- 文庫
雁の宿
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雁の宿
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藩取り潰しで浪人となった塙十四郎は、元将軍側室万寿院が主の縁切り寺"慶光寺"の御用宿"橘屋"に雇われる。その女将のお登勢、寺役人で昔馴染みの近藤金五らと共に縁切り願いの女達の問題を解決していく。 好きな時代設定の好きな系の作品。シリーズ1。
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いかにもの人情時代小説で、読みやすい。 藩のとり潰しで浪々の身となった塙十四郎。 ある大物の危急を救ったことから、縁切寺「慶光寺」の 御用宿、「橘屋」に雇われる。 慶光寺には、夫との離縁を求めて女たちが駆け込んで くるのだが、その裏事情を探ることが、十四郎の役目。 さまざ...
いかにもの人情時代小説で、読みやすい。 藩のとり潰しで浪々の身となった塙十四郎。 ある大物の危急を救ったことから、縁切寺「慶光寺」の 御用宿、「橘屋」に雇われる。 慶光寺には、夫との離縁を求めて女たちが駆け込んで くるのだが、その裏事情を探ることが、十四郎の役目。 さまざまな事情があり、中には、悪党が絡んでくる 事件もありで、「ちゃんばら」も大いに盛り込まれ、 なかなか楽しめる。 橘屋の女将、登勢との仲、幼馴染の金五や、使用人の 藤七などとのやり取りも、心地よい。 ただ、痛快時代劇のように、「ちゃんちゃん」と、 すべてがハッピーエンドに終わらず、 哀しい結末を迎えることがあり、それが切ないのだが、 それもメリハリなんだろう。
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