商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2016/05/30 |
JAN | 9784087716603 |
- 書籍
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岳飛伝(十七)
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岳飛伝(十七)
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商品レビュー
4.3
24件のお客様レビュー
「やるだけやって、死ぬ。でも、なにか食いたい。」 うわー!そういう終わらせ方なのね! 全五十一巻の終わりはこれを選んだのね! これは賛否あるわー うん、でもよくよく考えると、この終わらせ方で良い気がしてきました これぞ『北方水滸伝』という たぶんエンドロールでダイジェストで...
「やるだけやって、死ぬ。でも、なにか食いたい。」 うわー!そういう終わらせ方なのね! 全五十一巻の終わりはこれを選んだのね! これは賛否あるわー うん、でもよくよく考えると、この終わらせ方で良い気がしてきました これぞ『北方水滸伝』という たぶんエンドロールでダイジェストで流れるんだよ! 『水滸伝』からの、色んな好漢たちが被害にあってるあのシーンの数々が!w そして読者は泣き笑いのまま物語は閉じるのよ きっと『大水滸伝シリーズ』を読んだ人は共感してもらえます はい!というわけでね 相変わらずよくわからんレビューですがね、せっかく全五十一巻も読み終えたんでね ちょっと『北方水滸伝』とは何だったのか?ってのを考察してみたいと思います 今回珍しくちょっと長めのレビューです そりゃあそうよ!五十一巻も読んだんだから しかも、ちょっと変わった視点を提供したいな〜と思います まぁ、たくさんのファンに語り尽くされた物語なので、それよく見るで!割と普通の視点やで!と思ってもそっとしておいて下さいね、友だちじゃん! ではね、『北方水滸伝』てどういうお話だったの?ってことなんですが、これはもう「国造り」の物語だったわけです 「国」って概念そのものを打ち壊す物語だったんじゃないの?って意見もあると思いますけどね、それも結局は「国造り」の先にある話しなんでね ここは、『北方水滸伝』は「国造り」の物語だった!で話し進めますね では、梁山泊の英雄たちが目指した「国」のかたちってどんなものだったの?っていうと、実はこれ明確には示されてないんですね はっきりとこういう国が出来上がりました!ってところまでは書いてくれてないんです 自分で考えろ!ってことなんだと思うんです 道しるべはたくさん置いといただろ!自分の足で歩けこのやろう!ってことなんだと思うんです なので、自分で考えてみました で、この時わいが考えた視点というのが「綽名」なんです 九紋龍とか青面獣とか、あのかっこいいやつね 『大水滸伝シリーズ』の登場人物たちは第一世代、第二世代、第三世代と三つの世代に分けられて、それはそのまま『水滸伝』世代、『楊令伝』世代、『岳飛伝』世代ってことなんですが、この綽名、第一世代は、百八星はもちろん全員持ってるんですね 上であげた他にも智多星呉用とか混江龍李俊とかね、これが第二世代になると(オリジナルのキャラクターなので北方アニキが考えて付けてる)がくんと減るんです 狼牙秦容とか七星鞭呼延凌とかいるんですが、まぁ主要登場人物の半分くらいです それが第三世代になるとほぼ綽名は持っていません もちろん、オリジナルを考えるのがあまりにたいへんだったために北方謙三アニキが諦めたって可能性もあるんですが そうではなく、意図的だったとしましょう ではどういう意図が込められていたのか? それは綽名を持つような英雄を必要としない国を理想の国家像としたのではないのかと思うのです 散々多くの英傑たちの生き様を描いておいて? そうなんです 描いておいてです その儚く悲しい死に様を描くことでです 万人が平等の国 ただし、万人に等しく責任のある国です 英雄に頼らず、全ての民が責任を持って全力で生きる国、「やるだけやって、死ぬ」国です でも、たまには美味しいものを食べたり、酒を飲んで友と語らったり、趣味や娯楽に興じたり、真剣に恋したりする国 全ての人が全力で生きる国 それこそが梁山泊が目指した「国」だったのではないかと思うのです
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史進は重傷を負うも一命を取り留め、子午山で隠遁する。 岳飛と秦容は、南宋と金国を撃ち破る。 岳飛は岳都に帰り、骨郎と再会したところで力尽きる。 最後に史進が候真と語り合う。つまらんことを考えずに生きろ。それが全てだったのかも知れない。
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4.0 水滸伝1巻から1年10ヶ月かけて、ようやくここまで辿り着いた。 この三部作で得られた知見や物の見方は計り知れない。 志、生と死、国家とその裏側、人の器、漢同士の絆、家族、恋愛、師弟、武道、戦術、商業、農業、料理、天候、航海、交易、医療 etc... 当時の要素で抑え...
4.0 水滸伝1巻から1年10ヶ月かけて、ようやくここまで辿り着いた。 この三部作で得られた知見や物の見方は計り知れない。 志、生と死、国家とその裏側、人の器、漢同士の絆、家族、恋愛、師弟、武道、戦術、商業、農業、料理、天候、航海、交易、医療 etc... 当時の要素で抑えてないものは無いんじゃないかと思うくらいの情報量が、これまたバカ多い登場人物それぞれの視点で語られていく。 漫画は読むけど小説はほぼ読まない活字初心者として読み始めたのに、水滸伝に関してはほかのどの漫画よりも夢中になって読み進めてしまった。 そして1年10ヶ月のルーティーンも終わった。 これはもう新たな人生のスタート
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